the pillows @ Sapporo Penny Lane 24 (15th Feb '04)
来るべき時を待ち侘びて -part 1-
| smashing magでの活動を始めさせてもらって以来、多くのライヴを見、それをレポートするという、貴重な機会に恵まれてきた。普段の生活や自分のウェブサイトで音楽批評を展開する事はあっても、公の媒体で語るとなれば事情は全く別だ。責任を持って、自分自身も、読む人も納得のできる原稿を書かなければならない。それゆえに、「リポートをしたくないアーティスト」が何組かいた。ずっと大好きで、思い入れの強いアーティストたちがそれである。 そのうちの一つが、the pillowsだった。
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どんな原稿を書いたとしても、きっと後悔するだろう。彼らが僕にくれたものに対する、キチンとした答えなんてきっと出せない。だからこそ、書きたくないと思った。なのに、気がつけば僕はysmzにpillowsの取材を直訴し、Q-TAに強行スケジュール(この日はGUN DOGとGUMXも重なっていた)を要求し、PENNY LANEへ向かった。僕の中で何が変わったのか、自分でも分からなかった。むしろ、変わりたいと思ったからこそ、そうしたのかもしれない。
ドキドキしていた。pillowsのライヴを見るのは久しぶりだった。前回の体験はとても思い出深い。彼らの集客力を考えれば、あまりに小さすぎる箱でのワンマン。何とかライブは始まったものの、オーディエンスが跳ねるたび床が抜けそうになり中止に。その後代替ライブが、ここPENNY LANEで行われた。あれから、もう5年が経つ。
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最新アルバム『PENALTY LIFE』の曲順通りに"Dead Stock Paradise"でライヴが始まると、なぜか僕の気分は落ち着いていった。安心したと言ったほうが早いのかもしれない。

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何も変わらない。彼らの音楽には難しい事なんて一切ない。唯々、ロックンロール。それだけ。スタイリッシュな真鍋のギター。派手さは無い。呼吸するように感傷的なフレーズを奏でる。シンプルな佐藤のドラム。派手さは無い。最高級の快感を引き出すためだ。「居て当然」の存在になった鈴木のベース。派手さは…ちょっとあるかな。もはや彼はthe pillowsの一員だ。そして、山中さわお。なぜ彼にこれほどのカリスマティックを感じてしまうのか、小っ恥ずかしいほどのイノセントな歌詞になぜあそこまで胸が締め付けられるのか、今でも分からない。分からないからこそ、魅力的だ。 |
| もはや彼らのテーマ曲と言ってもいい"Ride on shooting star"と『ターミナル ヘヴンズ ロック"に収録されていた"Sick Vibration"を除けば、前半は『PENALTY LIFE』からのナンバーを次々演奏。と思ったら、80年代PUNKの匂いを強く感じさせる初期ナンバー"ぼくは かけら"を聞かせてくれた。そして、オーソドックスながらニヤリとさせられるギミックを取り入れた新曲"WALKIN' ON THE SPIRAL"。個人的には"NO SELF CONTROL"を彷彿とさせる曲に感じた。
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| | | reported by SHUUMA NOGUCHI and photo by Q-TA |
mag files :
来るべき時を待ち侘びて : (04/02/15 @ Sapporo Penny lane) : review by shuma, photo by q_ta
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