GUMX @ Zepp Sapporo (15th Feb.'04)
やっぱり通じるじゃん! -- Part2 --
僕が勝手な感動なんてしている間にも、ロケットは飛びつづけ、渦はぐるぐる回っていて、笑顔だらけになっている。やはり、彼らの音楽は素晴らしいし、それがダイレクトに伝わると、これだけの凄い光景が生み出されていくのだ。
いったい何がそんなにいいのか。まず、彼らにはポップな曲が書ける。誰にでも分かり易く伝わる、いい曲という奴が書けてしまうのだ。そして、アレンジと展開にも、そのポップなセンスは及んでいる。曲が一本調子で退屈なものにならないような配慮が凄くなされている。ここいら辺は、たぶん、BEATLESやSMASHING PUMPKINSといった構築型のソングライティングをLEE YONG WONが好んでいるからじゃないだろうか。
そうしたいい曲を抜群のサウンドで、ラウドにポジティブに響かせることができる。リズムの二人のリーが鳴らすビートはどこまでも強力なんだけど、あらゆる曲展開に対応するしなやかさも備えている。
だから曲の良さ、新鮮さを失わずに真っ直ぐに鳴らすことができる。
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それが一番わかりやすかったのは「PERFECT」という曲を演奏した時だ。この曲は、恐らくイタリア人でもブラジル人でも絶対に歌えるだろうという「オーオーオーオオー」というようなコーラスがある。このコーラスが2周りくらいした時に、観客からもそのコーラスをなぞる歌声が上がった。恐らくほとんどの人が彼らの曲を知らないであろうことを考えると、その時間を楽しめるこうしたわかりやすい曲があるのは絶対に強い。
そして、越路吹雪の「愛の賛歌」のカヴァーである「HYMN TO LOVE」はもともと名曲ではあると思うが、このカヴァーはかなり秀逸だ。もともとメロコアの名曲なのではないかと思ってしまうくらいで、あっと言う間に日本のオーディエンスをひきつける。
グッドメロディを引き立たせ、そのエモーションを曇らすこともないのに、やたらとやかましく力強いリズムという離れ業を見事に聴かせてくれる3人のアンサンブルは聴いていて全く飽きないし、心の底から楽しいと言えるものだ。
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彼らも心から楽しんでいたのだろう。かなりMCを披露する場面も多く、そのコミュニケーションも微笑ましかった。LEE YONG WONの「ボクタチハサッポロガダイスキデス!」というMCには大きな拍手と歓声が上がったし、LEE KEUN YOUNGがうまく日本語でMCできないときには「頑張れぇ!」という客からツッコミも入って楽しかった。わずかな時間ではあるけれど、この時間は完璧にGUMXの世界になっていた。彼らの音楽は確実に初めてのオーディエンスを魅了した。
素晴らしいライヴを見せてくれたGUMXだが、噂では韓国で徴兵にかかるらしく、しばらく彼らのライヴは観れないかも知れないとのことだ。凄く残念なことだ。しかも徴兵って・・・。この噂が本当でないことを祈りつつも、もし本当に徴兵にあっても、絶対無事に帰ってきて、ここ札幌で、素晴らしいパフォーマンスを見せてほしいと心から願う。
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reported by ysmz and photo by q_ta
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