GUMX @ Zepp Sapporo (15th Feb.'04)
やっぱり通じるじゃん! -- Part1 --
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去年の10月、SUICIDE MACHINES公演の前座として札幌に登場したGUMXの衝撃は僕らにとって強烈だった。それ以来、すっかりファンになってしまい、また観たいねえなんて言い続けていたら、今度はZepp Sapporoという大きな会場である。おお、凄いなあとも思いつつ、ちょっとばかり不安でもあった。
なんでかっていうと、何度もここの原稿にも書いているけれど、札幌のオーディエンスというのは、基本的に初めて観るバンドにはちょっとシャイなのだ。前回、札幌で彼らの演奏を観たのは100人にも満たないだろうし、その人たちが全員GUMXを必死に応援しても、ZEPPには1,000人以上入るだろうから・・・。広い会場で受けないのは、小さな会場で少人数に受けないよりもキツいのだ。それはより多くの人が自分たちの音楽には興味がないということを、余計に自覚させられてしまうからである。絶対いいバンドだ!なので、自信を持ってオススメできるわけだが、果たして・・・。
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そんなこっちの不安なんてのは、彼ら自身にはもちろん関係がない。3人のLEEはいつも通り笑顔を見せながらステージに上がる。タメの効いたギターリフがLEE YONG WONの手から、レスポールを通して鳴らされる。「TURN OFF」だ。彼らは基本的な音楽性はNOFXとかハイスタとかに影響されたメロコアってことになるんだろうけれど、タメの効いたギターリフ中心のアンサンブルとか、いとも容易くこなしてしまう。自分たちが商業上分けられているジャンル分けというものを演奏を通じて無効にしてしまう。
その「TURN OFF」のリフが鳴っている間にも、既にオーディエンスは波を打っている。GUMXの演奏がオーディエンスの体を動かしている。その事実を目にした瞬間に自分の思いは杞憂に終わったと思った。
そして曲が一気に高速に走り出す。ドラムのLEE EUNG KYUNとベースのLEE KEUN YOUNGのリズムアンサンブルは超高級なスポーツカーを思わせる安定感があるから、その加速度が一気に快感に結びついていく。
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そしたら、ビートに合わせて体を揺り動かしていたオーディエンスも自分達のエンジンに点火した。ここは種子島かヒューストンか。少年ロケット、少女ロケットが次々に発射されていく。満面の笑顔で次々飛んでいく。後方ではモッシュピットが渦を巻く。マジ?。この幸福で楽しそうな光景は何だ?。
すっ飛んでいく少年少女たちの笑顔に、LEE YONG WONの伸びやかなメロディはあまりにぴったり過ぎる。そして眩しい。僕が開演前に思っていた不安って何だったんだ。GUMXの音楽はオーディエンスの心をばっちり掴んでいるどころか、彼らを心の底から楽しませている。僕はGUMXの音楽の力を過小評価していた。
目の前で繰り広げられている、この事実を見て、何故か無性に嬉しくなって、ちょっと目が・・・。何か、フジロックのハイスタonグリーンステージを思い出してきた。
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reported by ysmz and photo by q_ta
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