CALEXICO @ 横浜THUMB'S UP (13th Feb '04)
Sonic Wind
サムズ・アップには初めて行ったのだが、ウエスタンな雰囲気はキャレキシコにピッタリだと思った。導入部で「アメリカ南部のつむじ風…」と語られるバンドにはふさわしい。
ステージには所狭しと様々な楽器が並べられている。ビブラフォン、アコーディオン、トランペット、アコースティック・ギター、ドラム、エレキギター、ウッドベース、ペダル・スティール・ギター、パーカッション用の小物たち…。 |
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前身のバンド、ジャイアント・サンドつながりであるが、先日みたハウ・ゲルブと同様に(ハウほど無茶苦茶ではないが)本来の楽器の使い方を逸脱した表現方法には目をみはるものがあった。ビブラフォンをコントラバスの弓でこすって、こめかみを柔らかに刺激し、エレキはブリッジの手前をはじいて、カリンバのような音をだす。ウッドベースはつやのある表面をノックされて、その音は場末のバーのささくれだったフローリングを歩き出す。かと思えば、ドラムが割れるくらい力一杯振り下ろされて生まれる衝突音に驚きながら、アコーディオンとペダル・スティール・ギターのユニゾンに心を揺
り動かされていく。 |
鳥取砂丘にも行ったことがないのに、緩やかに、時には情熱にまかせて吹きすさぶ砂漠の砂嵐は、予想とか憶測などを簡単に裏切るのだ、と言っているように感じた。だが、結果的にこちらの満足感はとてつもないものだったし、体温が急激に上昇したのも感じた。踊り狂っていないにもかかわらずだ。それが仮に2年間待ち望んだライブではなかったとしても、同じだっただろう。
"Service and Repair" はアコギが基本のメロディを奏で、ペダル・スティールがゆらぎながら自由気ままに飛び回るバラード・ナンバーだ。流行りの「癒し」というのが、何のこっちゃ、今までまったくわからなかったが、スローなエイトビートに乗せてたんたんと歌うヴォーカル、ジョーイ・バーンズの声
はその「癒し」の部類に入るのではないかと、ふと思った。 |
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アンコールでは、映画『デスペラード』でロス・ロボスと主演の
アントニオ・バンデラスが歌ったことでも有名な"Cancion Del Mariachi
(マリアッチの歌)" を披露して、デザート・ロックが何たるかを示していた。
オーラスは一番好きな曲 "The Crystal Frontier"。エレキにエフェクト
をかけて、なぜか木のぬくもりを感じてしまう残響、スネアがだんだんと勢
いを増してゆく様、すべてが心地よく、燃え上がらせてくれた。
なお、写真はT.Matsuokaさん、および、A.Kimuraさんの撮影で、12日の渋谷AXと15日の渋谷クアトロ公演のものを使用させていただいています。 |
mag files :
Sonic Wind (04/2/13 @ 横浜THUMB'S UP) :review by taiki, photo by Tom's Cabin
Disc Review : Hot Rail (04/2/18) : review by taiki
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