JET @ Shinsaibashi Club Quattro (7th Feb '04)
のるか、そるか - part 2 -
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場所を変えオーディエンスを後ろから眺めていると、無数の手が誰よりも高くと言わんばかりに伸びている。最高のショウを見せてくれていることへの最大の賛辞のジェスチュア、それが一番大きいのだろうが、自分はここにいるぞという自己顕示にもとって見えた。ステージまで届くはずのない無数の手がステージに向けられてるのだ。ステージにいるメンバーとの心のキョリが確実に縮まっているのだ。
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中弱強の波線を描くセットリストは、中盤にさしかかり、「弱」へと移行する。60年代のロックの偉人が書き忘れたようなバラード"Look What You've Done"では、それまでのロック臭さから一転、今度は半音階ずつ上下するメロディーがエロさを感じさせるムードを醸し出していた。緑の照明に包まれたステージに3本の赤いスポットライト、そして白い逆光。立体的な光の演出はプリズムに光を通した時に見える光景のようであった。ヴォーカルのニック、"Move On"で歌うクリスといい何て聴かせる声を持ってる兄弟なんだろう。
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19時55分。ニックがタンバリンを手にする。それだけで、オーディエンスから「きたきた!」「おおっ」と一気に会場をどよめきが包む。待ってましたの"Are You Gonna Be My Girl"。両脇のスピーカーがゆっさゆっさと揺れ本編ラストの"Take It Or Leave It"へ向け怒涛の攻撃が始まる。オーディエンスは一つの集合体として左右に揺れ、後ろからはダイブが産まれる。ここで起きていることは流行りなんかではないことが照明された。 |
エレベーターの扉が開くと煌煌としたライトで溢れる世界が広がる。今流行りとなってしまったQueenの"Born To Love You"が流れ、キャッチのお兄さんが過ぎ行く女性に声をかける。JETのライブで過ごした時間の流れと、この現実の時間の流れが違いすぎて余韻にも浸れなかった。JETを流行りで捉えている人はこれからJETを記録として、その記録を風化させていくのだろう。本物だと感じた人はJETを記憶としてずっと心に留めていくのだろう。私が後者であることは言うまでもないのだが…。
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report by kuniko photo by ikesan
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