JET @ Shinsaibashi Club Quattro (7th Feb '04)
突っ走れ! ロックン・ロールの子供達 - part 2 -
|
さて、すっかり熱くなったところでアコギに替えて一息。昨年、初めて生で聴いたストーンズの"Wild Horses"に涙した私だが、まだ若いジェットの"Come Around Again"のこの枯れぐあいはどうだろう。まさしく新世代の"Wild Horses"と断言したいぐらい胸に沁みる。"Look What You've Done" と続くと、彼らの本領はむしろこんな歌ごころ系の曲かもしれないとさえ思う。
|
タンバリンを手にしたニックに応え、ヘイヘイと手拍子が起こり、右手に立つベースのマークがズンズン、ズンズズン、と低いラインを刻む。ドラムにギターが加わると、ワントゥスリから一気に歌いきるのは大変なあのフレーズが始まる。" …take my hand and come with me because you look so fine and I really want to make you mine!" おお、すごい、負けずについて歌ってるファンもいるぞ。お待ちかね"Are You Gonna Be My Girl"にフロアは沸騰、跳ねまくりで私も負けじとビーマイガ〜〜!を叫びまくる。
|

一緒にフゥ〜〜!と叫べばもう気分はストーンズの" Brown Sugar"な"Last Chance"に狂喜し、本編ラスト"Take It Or Leave It"ではフロアの右に左にダイヴの花が乱れ咲く中、ロバート・プラント顔負けのワイルドなシャウトが炸裂。この疾走感は、21世紀版ツェッペリンの"Rock and roll"だあ!と踊る私もさらに興奮。迫力と枯れの両刃を自在に歌い分ける彼は、もしかするととんでもない大物になるか?
|
|
アンコールに応えて登場したのはアコギを抱えたニックとドラムのクリス。ええと、僕の好きな色は黒だよ、なんてありきたりのバイオみたいなネタになごんだ後、しみじみと"Move On"を歌い出したのはクリスの方。イェ〜のコーラスに、皆の合唱も重なり、 I'm gonna have to move on, before we meet again...のフレーズはショウの終盤に聴くにはもうハマりすぎだ。やがて登場したマークがハープを重ね、さらに渋みを増す。ああ、これも本当にいい曲だ。そしてラストはレア・トラック集でもやっていた、エルヴィス・プレスリーの"That's Alight Mama" 。キング・オブ・ロックン・ロールのカバーで締めるなんて、いやあ、心意気だねえ!
|
|
時間にすれば1時間半にも満たない短いセットだったが、思いきり叫び踊り、王道満喫の気持ちよさは最高!こういう子供達こそが何者にも左右されない正真正銘のロックン・ロールをきちんと受け継いでいくのだ。そう思えた瞬間、何故キース・リチャーズが彼らに目をかけたのかもようくわかった。この先まわりがいかに騒ごうと、ただひたすらロックン・ロールが好きな、その想いを胸に突っ走ればいい。ホンモノはいつだって残るのだから。
--- setlist --
1.Cold Hard Bitch / 2.Get What You Need / 3.Hey Kids / 4.Rollover D.J. / 5.Come Around Again / 6.Look What You've Done / 7.Lazy Gun / 8.Are You Gonna Be My Girl / 9.Sgt.Major / 10.Last Chance / 11.Get Me Outta Here / 12.Take It Or Leave It
-- encore --
13.Move On / 14.That's Alight Mama
report by ikuyo and photo by ikesan
|
|
|