Califone @ Shibuya Gabowl (7th Feb '04)
HOWE HOW? - part 1 -
■Intro
キャレキシコの前身バンド、ジャイアント・サンドの元メンバーというだけで渋谷ガボウルに突入した2月7日の午後7時。いかにも都会らしい地下室のようなハコで、そこに見事にすっきりしっぽり収まった、シラフなのだがどこか酔いどれ気分のロックンローラー、ハウ・ゲルブのライブを見たわけだが、どうにもこうにも前座のキャリフォンからめちゃくちゃおもろい、というか異質なライブが繰り広げられた。太陽どピーかんのアリゾナの砂漠に行ったら誰でもそうなるのだろうか。このライブを見てしまった以上、俺も負けずにぶっ壊れて、文法の基本から何からめちゃくちゃにして書いてやろうか、とか思ったりしてしまう。でも、そんなのありえんし、この日起こった出来事をしっかりと伝えたい。やっぱりここから先はいつもの感じでいきましょうかね。 |
■CALIFONE
ウチのhanasan曰く、近くのドトールで店員と漫才のようなことをやっていたというキャリフォンのギター兼キーボード、その風貌は言われてみればナルホド、ウッディ・アレンだ。思わず根掘り葉掘りほじくりだして、ひとつづつ突っ込んでいきたくなる。トーキング・ヘッズの『STOP MAKING SENCE』ほどぶかぶかではないが、それにしてもサイズがひとまわり大きいんじゃない? ってなコートを着ていたし、ドラムの人はマイケル・ムーアかチーチ&チョンのチョンに見えた……っと、いきなり脱線しましたね、すいません。さて、気をとりなおして、演奏のほうにまいりましょう。
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電球一つとミラーボールが回る、好きモノ同士が集まるささやかなパーティーはキャリフォンから始まった。ドラムが終始小気味よいリズムを刻みながら、時折スティックを持ち替えて叩いたり、アクセントとしての小ネタを交えてくる。タイコを叩く、というよりは奏でるといった方がいいのかもしれない。キーボードが濃密な空間にゆらぎをもたらし、ボトルネック奏法を使用したアコースティックギターの音色は3・4・5・6弦のギザギザを利用して、一瞬の突沸を表現する。その音を聞いていたら、中学の科学の授業にあった三角フラスコ実験の際に言われた「沸騰石を入れないと、急に沸騰して危険です」の言葉が沸きあがってきた。 |
ドラムの隣には、何やら工具箱のようなものがあり、その奥には大工が金づちや釘抜きを刺しておくような入れものがあったが、金づちのかわりに様々な種類のドラムスティックが刺さっていた。工具箱が活躍したのは演奏が始まってから20分過ぎぐらいだろうか、ヒーリング・ミュージック風のゆるやかなメロディがキーボードから生み出され、それはかすかに聞こえる程度で、皆がリラックスした時だった。箱から取り出されたのは、タンバリン、木の実がランダムに連なった楽器、インドとかでコブラを踊らせる蛇使いの笛、雷の音が出る楽器、コップのような物などなど、めったにお目にかかれないものばかりで、それらを勝手に判断すると、タンバリンは小動物の足音、木の実はおそらくガラガラ蛇の音で、コップはタンブル・ウィードの音を表現し、あとはそのまんまか。アリゾナの雰囲気が(蛇使いがいるのかは定かではないが)伝わった気がした。このバンド、一人あたりの仕事量が本当に多い。
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楽器や道具を探しながら、はたまたチューニングをしているようでもあるが、いつの間にか曲が始まっていたりと、油断は禁物だ。円柱状の物体(缶詰め?)をタムの上に乗せて打ちつけたり、身の回りにあるものすべてを使う勢いで、そのうち壁とかもスティックで叩きはじめるのではないか、と思ったほどだ。ドラムセットを前にしてはいるが、ニュアンスとしてはパーカッションを地でいくプレイだった。お客さんに「Very Very
Tasty!」とまで言わせたキャリフォンはマジで凄かった。
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キーボード、ギターには大胆なエフェクトが施され、音響系ロックと呼んでもおか
しくないとは思ったが、もしかしたら土地柄かもしれないし、ハウ・ゲルブを見てか
ら判断しよう…、今思えばそれはあまりにも無謀なことだった。
report by taiki and photo by hanasan |
ハウ・ゲルブ&キャリフォン ジャパン・ツアー2004
■2月7日(土) 東京 渋谷ガボウル(03-3499-6077)
open 6:30pm / start 7:00pm
¥3.000 (adv.) / ¥3.300 (door) w/1drink
■2月8日(日) 浜松 セコンド(053-455-3530)
open 8:00pm / start 9:30pm
¥2.700 (adv.) / ¥3.200 (door) w/1drink
■2月9日(月) 名古屋 得三(052-733-3709)
w/ 6 EYES
open 6:00pm / start 7:00pm
¥3.000 (adv.) / ¥3.300 (door)
■2月10日(火) 福岡 ROOMS(092-751-0075)
w/ 倉地久美夫
open 7:00pm / start 7:30pm
¥3.000 (adv.) / ¥3.500 (door)
■2月12日(木) 京都 カフェ・アンデパンダン(075-255-4312)
w/ オクノ修
open 6:30pm / start 7:00pm ¥3.000 (adv.) / ¥3.500 (door) w/1drink
■2月13日(金) 東京 渋谷ネスト(03-3462-4420)
w/ 玉川裕高 新バンド
open 6:30pm / start 7:00pm
¥3.000 (adv.) / ¥3.300 (door)
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