Galactic @ Shibuya Club Quattro (5th Feb '04)
技のデパート - part 1 -
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東京初日のこの日、ほぼ定刻通りに始まったライブ前半から、休憩後のライブ後半、東京スカパラダイスオーケストラのメンバーをゲストに迎えたアンコールまで、約三時間(!)プレイしたギャラクティック。三時間もやったんだけど、とにかくフロアを飽きさせない、飽きさせない。そのミソはギャラクティックの持つ芸の多さ。最初、ステージの上にジャズ・コンボが現れたかと思えば、シンガーが登場するやソウル・ショーが始まる。その次の曲では、ドープなヒップホップのトラックをバンドで再現と、なんでもあり。これからギャラクティックのことを、ニューオリンズの「技のデパート」と呼ぶことにしよう(古い?) |

バンドの中で"パーティー命"だったのはドラマーのムーアくん。ウィーザーのリバースを思わせる貧弱メガネくんなルックスと、めっちゃ凄腕のドラムのギャップが最高。超絶ドラム・ロールから、レッチリ級のヘビー・ファンク、ミドル・テンポのヒップホップ調のビートまで、ちょちょいとこなし、文句無しにこのバンドの中心でした。頭っからハイテンションのまんまで、しまいには勢い余って椅子の上を何度か飛ぶ始末。アホ。 |
そんな決まり手をたくさん披露しつつ、とっちらかった印象は皆無。そのウラには彼らの演奏技術の高さもあるんだろうけど、やっぱり「ここにいるみんなで今日は思いっきり楽しんでいこーぜ!」という黒人音楽に流れる“パーティー命”なスピリットがでかいんじゃないだろうか。そのスピリットをビンビン感じることが出来たのは、“ソウル親父”、シンガーのセリルだ。ちなみに、セリルがこの日着ていたのは、着こなすのが難しいラメのスーツ。でもこの人が着るとアリなんだよね。
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ステージの右端にいるのは、職人気質なギターのジェフ・レインズ。時折、エフェクトのペダルを踏みながら出す音はサイケであったり、ブルージーであったり。サックスのベン・エルマンとソロを取り合う場面もあったけど、ギタリストには珍しく、前に出過ぎずしっかりとバンドに貢献していた。そうなると、バンドの鍵を握るのはリズム隊。ムーア君の大車輪ぶりはもちろん、ベースのロバートが素晴らしかった。塗装のハゲ方からいっておそらく、古い楽器を使ってるんだろう。コシがありながらも優しい"これぞベース"な音が最高。ファンク・ナンバーのダイナミックな気持ち良さもいいけれど、淡々と同じフレーズを繰り返す曲での、螺旋を描くようにアガっていく快感は本当にたまらない。 |
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アンコールには東京スカパラダイスオーケストラの北原さんをステージに迎え、セッション。この日のライブは大団円を迎えた。ジャズ、ファンクの楽しさ、気持ち良さを届けてくれたギャラクティックだけれど、それだけではなかった。この日演奏したほとんどの曲でお客さんを盛り上げる一方、中には暗くちょっと踊りづらい曲があったのだ。その曲が持つ暗さやいびつさは、いろんなものを手に入れた一方で、そのツケがまわってきている今の世界のいびつさをあらわしているんじゃないか。ファンク、黒人音楽の持つもう一つの顔をそのとき僕は見た気がした。 |

report by rad and photo by maikokko |
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mag files :
クアトロじゃ狭すぎる : review by nob, photo by hanasan (04/02/05 @ Shibuya Club Quattro)
photo report : photo by hanasan (04/02/05 @ Shibuya Club Quattro)
技のデパート : review by rada, photo by maikokko (04/02/04 @ Shibuya Club Quattro)
photo report : photo by maikokko (04/02/04 @ Shibuya Club Quattro)
異国の風景 : review by sora, photo by yegg (04/02/01 @ Shinsaibashi Club Quattro)
夢のような時間に包まれて... : review by kami, photo by yegg (04/02/01 @ Shinsaibashi Club Quattro)
photo report : photo by yegg (04/02/01 @ Shinsaibashi Club Quattro)
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