Galactic @ Shinsaibashi Club Quattro (1st Feb '04)
異国の風景
少し遅れ気味で走ってたどり着いた扉の向こうは、アルコールを買い求める為の列がカウンター沿いに見える。人山の合間から光が洩れ、ステージではすでにショーがスタートした直後だった。
ジャズの濡れた質感とファンクの柔らかい軽さが5対5、そこに力強いビートがプラスされ、異国の空気が漂う。輸入はされても100%日本には無い空気が充満している。人が溢れてはいるが、程よい自己エリアを保つことのできる個々の対等の存在が心地いい。
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とりあえずビールで乾杯!ライブハウスというよりバーで乾杯!!というような気楽さが私を包んでいた。
ミラーボールのキラキラがグラスに反射する。ビールの泡がリズムに合わせてユラユラ上がって消えていくのが面白い。ふとビール越しにステージを覗くと、琥珀色のフィルターにかかるそれは、幼少の頃、田舎で見つけた1枚の写真の記憶と重なる。ダンスクラブで撮った、まだ若かりし祖父と祖母の恥ずかしそうに微笑む2人の空間に、私がタイムスリップしているかのように不思議に懐かしさを覚える。
壁にもたれリズムをとる人、頬づえつきながら目を閉じている人、フロアで両手を上げ歓声を上げている人、相変わらずカウンターでお酒を買い求める人の列、久し振りの再会に抱き合う人...皆それぞれにこの時間を楽しんでいる。
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皆もそれぞれに会話したり、座り込んだり、乾杯したり自由に過ごしている。行ったことは無いがニューオーリンズの街角はこんな感じなのかな?と、ふと誰かが言ってた「音楽の心地よさとお酒の気持ちよさはイコールだね」という言葉を思い出す。背伸びしたり、無理をすると身体に残る負担も似ているななどとくだらない事を考えていた。明るくなるとここに集まる人々の統一感の無さが見えて面白い。飾らないスタイルでそれぞれに楽しんでいるのが伝わってくる。
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1時間ほど経ったか経たないか、手を上げステージから降りるメンバー、そしてフロアに灯りが戻る。少し驚きの声が洩れる。さあこれからドラマのストーリーが急展開していくだろ〜って時に停電...ってな具合に何故?より、どーした??の困惑顔で回りを見渡してしまった。まさか、まだ終わんないよね!まだこれからだもん!(私的に)!まっとりあえず飲んで待つか!とお酒をあおる。
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程よい休息の後、メンバー登場。歓声の中おもむろに後半戦スタート。前半は歌ものが中心だったのに比べ、後半はそれぞれのソロが目立つ。ステージにも笑顔が洩れ、セッションしているようなアイコンタクトが私をドキドキさせてくれる。アップテンポな曲が続き、見せ場をきちっと楽しませてくれる。ラフなのにパリッとしたキメが格好良くて、否がおうにも身体はリズムをとり、歓声をあげフロアはヒートアップしていく。ごく自然に皆がステージへと引き込まれていく風を感じ、気付けば1つになっていた。 |
様々な音楽・人・想い・夢・歩んできた道・現実、それぞれを吸収して、信じて前へ進んでいく。誰にでも持ち合わせた無限の未来への地図を見せてもらった気がする。
大人になるということは、背が伸びて変わっていくことでは無く、何も変わらず肥
えていくということなのかもしれない。水を吸収し続けるスポンジのように、柔らか
くみずみずしく...あの日ステージに溢れた少年の笑顔のように。
report by sora and photo by yellow egg
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mag files :
クアトロじゃ狭すぎる : review by nob, photo by hanasan (04/02/05 @ Shibuya Club Quattro)
photo report : photo by hanasan (04/02/05 @ Shibuya Club Quattro)
技のデパート : review by rada, photo by maikokko (04/02/04 @ Shibuya Club Quattro)
photo report : photo by maikokko (04/02/04 @ Shibuya Club Quattro)
異国の風景 : review by sora, photo by yegg (04/02/01 @ Shinsaibashi Club Quattro)
夢のような時間に包まれて... : review by kami, photo by yegg (04/02/01 @ Shinsaibashi Club Quattro)
photo report : photo by yegg (04/02/01 @ Shinsaibashi Club Quattro)
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