HOOBASTANK @ ZEPP Osaka (11th Jan. '04)
最前決死隊、重量ロックの根源見たり!
今回ゲットしたチケットは何と整理No.1。普通なら絶対最前狙いだが、相手は昨年の「圧死寸前アザだらけ」の記憶も生々しいフーバスタンクだ。やっぱ今回は地味に後ろに控えとくかと 一瞬弱気モードに傾く。が、いざ入場してみると駆け込み厳禁でフロアの柵内にまで係員の超ゆっくり誘導つき。 当然、最前ど真ん中に誘導されてしまった。ええい、こうなりゃ覚悟を決めて最前決死隊だっ!
定刻を10分ほど過ぎ、客電が落ちると真っ赤なバックドロップにあった無限大マークなダブル・オーのロゴが光って浮き上がる。登場したヴォーカルのダグはブルーグレーのシャツとパンツに真っ赤なスニーカー。ちょっと寝起きっぽく髪を立てた彼の「オオサカ〜!」絶叫と共に始まったのは"Same Direction"だ。新作のナンバーながらWe're going in the...とダグが歌えば、何も言わずともその何倍もの"SAME DIRECTION!!"が返ってくる。フーバスと一緒に燃えるで!という皆の気持ちそのままの合唱もバッチリだ。その様子に「大阪のファンは日本一だよ、嘘じゃない」とダグもゴキゲン。"Hello Again"では「イチニイサン、トベ、トベ!トベ!」とさらに煽り、背後ではオイオイ・コールと共に皆が跳ねまくる。私も跳ねたい!でも、この圧死寸前エリア、身動きするのがやっとだよ(泣)。
やがてダグが私達にもわかるようにゆっくりと話し出す。"Osaka, now is the time for me to stop singing..." え、歌うの止める??と思いきや、こう続いた。 "but for YOU guys, to sing for me O.K?" あ、なるほど。いつもの大合唱も結局そういう事だよねと納得。続く"Running Away"の出来にはダグも思わず「オオサカ、ジョウズネェ!」(笑)。そしてようやく一息となったのは、ドラマティックなバラード"The Reason"。ずっと強烈な押しに耐えて来た身体には一段と沁みる。ああ、生で聴いたら、もうクサイぐらいにいい曲だ。と浸っていたところで突然「ハイ、ドーモドーモドーモ」とまるで漫才師が登場する時のような挨拶で笑わせる。大マジをちゃかしてはウケるその技、もしかしてお笑いの街大阪を研究した?
中盤以降、"Just One"や"Ready For You"等々、暴れ曲が続く頃にはもう何人が頭の上をダイヴ越えして行ったろう。その度に蹴られないよう頭を下げ、ガードのお兄さんが前に降ろしてくれるようじっと耐える。突然、ダグが"Best song in the universe!"と紹介し、歌い始めたのは何とシンディ・ローパー。「ハイスクールはダンステリア」なんて強烈な邦題も懐かしい1984年の大ヒットだ。その成りきり声に笑ったかと思えば、オイオイ・コールから突然キレたかのような絶叫の"Out Of Control"へ突入。暴れと和みの落差を巧みに操るセットは決してダレる事もない。
「ヘイ、チョットマッテ、マイ・カアサン、エイコチャン!」
ダグに呼ばれてステージに登場したのは何と神戸出身という彼のお母さん!うわ、ホントに目元がダグと同じだ。「フーバス応援、心から感謝してます」な挨拶に客席からも「お母さ〜ん」「ママー」と声が飛び交い、ZEPPはまるでホーム・パーティのような盛り上がりに。やはり大合唱な"Remember Me"で本編終了後、再び登場したママが尋ねる。「もっとフーバスタンク、聴きたいですか?」もちろん「イェー!」
そして始まったイントロは何と、メン・アット・ワークの"Down Under" 。おお、これまた珍カバー!と思いきや、残念ながらほんの一瞬でおしまい。大昔の曲"Earthsick"に続き、とどめの1曲はやはり"Crawling In The Dark"だ。曲の終盤、ステージに呼ばれたのはユニバーサル・レコードの加藤さん。「オッキイ、チン◯ン」なんて紹介された上、ダグと一緒に歌ってしまう笑撃の締めとなった。
1時間少々の短めなセットは一見、前回同様に思えたが、新作で培った静と動の絶妙なバランスも、あるがままに映し出されたファンや家族、スタッフとの絆も。すべての密度がはるかに濃くて暖かだった。そして、私も全身のアザやすりむき傷、身体の痛さは昨年にもまして壮絶な上、外は汗だくの身体を一気に冷たくする寒風が吹き荒れる。だが、決してつらくない。だって、今時まだこんなにもまっすぐで心温まるバンドがいるのだ。もうそれだけでうれしくなる。もちろん、この次も絶対最前決死隊で行くからね!
-- set list --
1.Same Direction / 2.Better / 3.From The Heart / 4.Hello Again / 5.Running Away / 6.The Reason / 7.Just One / 8.Ready For You / 9.Give It Back / 10.Girls Just Wanna Have Fun (song by Cyndi Lauper) / 11.Out Of Control / 12.Unaffected / 13.Pieces / 14.Never There / 15.Let It Out / 16.To Be With You / 17.Remember Me
-- Encore --
18.Down under (song by Men at Work) / 19.Earthsick / 20.Crawling In The Dark
report by ikuyo
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