The Mars Volta @ Shibuya AX (7th Jan '04)
アフロは只者ではない
| ここまでとは…マーズ・ヴォルタ。度肝抜かれっぱなしだった。僕が今日のライブにたどり着くまでには、01年フジロックのキャンセル(アット・ザ・ドライブ・イン)から始まり、02年の来日公演見送り(金欠)、03年のサマーソニック見送り(金欠)という全くもってしょぼい理由で欠場を重ねてきたが、今回ばかりはなんとかチケットをゲットした。僕にとって、期待度はハンパではなかったといっていい。しかし、この膨れ上がった期待を大きく上回るパフォーマンスをこの眼に焼き付けた。間違いない。僕はこのバンドがかなり好きだ。
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年明け早々、一発目のライブということもあって多少のんびり過ごした今年の正月に一喝入れるべく、たどり着いた会場は渋谷AXだ。外のロッカーに荷物を預け、Tシャツになると普通に寒い。1月を実感。整理番号が早かったおかげで最前列を確保してしまった。
今日はオープニングアクトにバトルズというバンドが出た。ほぼインストで、ガツガツいくタイプの音ではなく、ピロピロッとギターやシンセが鳴り、ベースが静かに響き、ドラムがストイックに時折激しくビートを刻む、ポストロックmeetsニューウェイヴ?的、踊れるけど美しい音楽で、結構観客の受けは良かった。メンバーが若そうで、爽やかな人たちだった。 |
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ご存知の通り、セドリックは神の領域に達するステップ&くねりを持つゴッド・オブ・ステージのため、あぶないラインまで見えてしまうのではとハラハラしていた。
バンドの一発目の音が鳴った瞬間。鳥肌が立った。ズボンのラインも気にせず、セドリックはひたすらクネクネ動き回る。オマーは頭をブンブン振り回しながら、パーフェクトな演奏を繰り広げる。そして、圧巻だったのがドラム。ぶっちぎりのテンションで叩く、叩く、ブッ叩く!あんなに激しく叩いたら壊れるゾと思っていたら、2曲目あたりでスネアがいかれたのか、交換。2曲目でスネア交換なんてはじめて見た。キーボードも曲のリズムにあわせて身体を揺らしている。とにかく、発せられる音塊も凄いがビジュアル面での衝撃がでかい。ひとつひとつの動きは激しいの一言に尽きる。 |
すると、なにやら怪しげな音楽が流れてきた。これがオープニングSE??ちょっとイメージと違う音楽に戸惑いをおぼえつつ、メンバー続々登場。やはり気になるのはセドリック、オマーのアフロコンビ。何気なくやってきたが、セドリックが後ろを向いた瞬間!ナニッ!?江頭ばりのピチピチパンツであることもさることながら、ケツの分かれ目がくっきりと分かるくらいまでズボンを下げているではないか。
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たいてい1曲10〜15分くらいあるバンドなので、インプロで聴かせる部分が多いのだが、これがまた凄い演奏を聞かせてくれるのでたまらない。メタルのギタリストばりの早弾きあり、爆裂のドラムソロもありで、一瞬セドリックが歌を歌う場面もあった。結局6、7曲やって帰っていったのだが、時間にして1時間45分。一瞬にして台風が去っていったような感覚だった。
このバンドは素晴らしい。今を代表する歴史に残るバンドに違いない。あらゆるロックの音楽を包括しつつ、全てを超越した新しいサウンドや曲展開をみせる、まさしくプログレッシヴいや、ネオ・プログレッシヴ。みなさんに是非体験していただきたい。フジロック出てくれないかな…僕は勢いあまって、この時代のエースを再びこの眼に焼き付けるため、この日、3日後に控える渋谷クアトロのチケットを即買いした。
report by toddy and photo by keco
*なお、写真はkecoが独自取材で撮影したドイツ公演のものを使用しています。
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mag files :
アフロは只者ではない (04/01/7 @ Shibuya AX) : review by toddy, photo by keco
photo report (03/11/17 @ Gebaeude 9, Cologne) : photo by keco
なんでもありのカオス (03/9/26 & 27 @ Circo Volador, Mexico City) : review by kao, photo by Carlos Porraz Sanchez
アフロを喰った男 (02/4/7 @ 原宿アストロホール) : review by ash1200
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