WACK WACK RHYTHM BAND / DreamletS @ Shimokitazawa Club Que (29th Nov '03)
ラッパラッパラリパッパ
夜のてっぺん、下北沢 CLUB QUE で行われたWACK WACK RHYTHM BAND(以下、WACK)主催のイベント『WACK WACK』はすげーおもろかった! きっかり零時に踏み込んだら、スウィンギン&ジャンピンなナンバーが流れていて、いきなりゴキゲン。体揺らしてラムコークを流し込みながらよーくフロアを見渡すと、いたるところにWACKのメンバーがいるじゃありませんか。いいっすね、このオーディエンスとの触れあい。イベントということでDJあり、ライブありの悦な時間が朝まで続くと思うと、それだけでワックワクですな。
しばらくするとなにやらステージ上で動きがあった。お手製(?)の幕が人力によってステージをささやかながら隠し、その裏ではでっかい頭のキャラクターが見え隠れしている。幕が取り払われたと同時に、バズーカ型のクラッカーをぶっ放した、チリビーンズが大好きそうなキャラクターのお名前はレッツ君というそうだ。指は4本でミッキーマウスと同じ数、髪型は笑福亭鶴瓶レベルの「M型」でまん中の部分が少しばかりカールを巻いている。ちなみにレッツ君は一曲踊った後に、出ていきました。
そうそう、遅れましたが、バンド名はDreamletS。3人のフロントウーマンはお揃いの黒いワンピースを着て、さしずめ和製シュープリームスといったところか。バックには左からkey. /Ba. /Dr. /G. /Per. プラスLets。みなリラックスしているし、楽しんでいる。
一曲目は"My Boy Lollipop" 。イントロは昔懐かしの(生まれてないけど)プラターズの名曲"Only You"(グッチ雄三がよくモノマネやってた)を思わせるイントロで始まり、ヴォーカルが乗っかると同時にロックステディーな曲調となって、またしても体がゆらゆらりと水面を漂う木の葉のようになってしまった。 あ、近々、同名のイベントをやるそうで(12/12 @ shibuya DeSeO)、興味をもった人は行ってみたらいかがでしょうか。
ワンピース隊の振り付けなどもとても可愛らしく、手を胸の前でクルクル回したり、しゃがんだり。指先にはハイビスカスのような花が飾られていた。おかっぱの髪型をしたコーラスの方がセンターに移動し、スローなナンバーを歌い始めた時、度胆を抜かれた。宮崎アニメ『紅の豚』で流れる曲のような、低い声。日本の歌謡とラテンの流れをくむロックステディの接点が見えた気がした。ぜひとも"りんご追分"を歌ってほしい。
セットチェンジが始まり、いよいよWACKの登場だ。インストが基本のバンドなので、腕は確かだ。CDはかなり聞き込んでいるが、どんな攻め方でくるか正直楽しみだ。登場した瞬間、小池久美子(a Sax)が発した「あげあげでいくぞォー!」のがなり声が轟き、オーディエンスを盛り上げていく。その片手に缶チューハイを持ち、たびたび掲げて飲んだくれ。これにはちょいとズッコケた。人前で飲むことをはばからない熱い人だとも思いました。打ち上げとかになったらどうなるんだろうな…恐ろしい。これらの思いをパーティ・バンドにゃかかせないわな、という合理的解釈で無理矢理飲み込んだ。パートは後方中心から時計周りに Dr. /Per. /G. /Tb. /Tp. /a.Sax /t.Sax/ b.Sax/ Key. /Baの順番で、総勢10人の大所帯バンドだ。
一曲目"CAPTAIN OLMECA" は最新アルバム『WACK WACK RHYTHM BAND』からの曲だ。ベースの音で始まり、ホーン隊以外が順番に被さっていく。期が熟すのを待っていたかのように「ぷァぁ」と一斉にホーン隊が鳴り出すと、パーティはどうにも止まらない。パーカッションは疾走し、キーボードは軽いタッチで跳ね返ってゆく。要所要所ですべての音が一体となる部分があって、ニクい。
"Saturday Night Flying Booster" では國見智子(Tp.)がマイクの位置を極端に下げて、歌う。すげーかわいい声と仕草に、正直ヤラれました。曲はというと、キューピーマヨネーズのコマーシャルでなぜ使わないの? と思ってしまうほどにポップでノリノリな曲だ。ヴォーカルものではもう一つ、"Brother In Neibourhood" が演奏された。山下洋(G.)が地方の演歌歌手のように哀愁を漂わせて、歌い上げる。エルヴィス・プレスリーが純和風的な歌を歌ったらきっとこうだ、とか、その他にもいろんな想像が頭の中でフィーバーしていた。
おそらくWACKの曲では一番知られているだろう、その名も"Wack Wack Rhythm Island"。巷で流れているのは、おそらくHip Hop界きっての言葉遊び帝王、ライムスターのMCが乗っかったヴァージョンだろう。この日はインスト・ヴァージョン。カリビアンでカリエンテ(?)でムーチョ・ムーチョ(!?)なパーティーチューンは歌詞なしでも全然イケるし、当然「歌ないの?」って言うオーディエンスもいなかった。
最後はしっとりと聞かせる"Dreams Come Through" でクールダウン。たまには落ち着いた曲ってのもいいもんだなぁ…。report by taiki |
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