Super Furry Animals @ Osaka Big Cat (20th November '03)
珍獣、超多毛動物、大阪に現る - part1 -
| この日のライブをぜひ観てほしかった人がいる。私の全く知らない人なのだが…。地元の市民会館に飾られてあった絵を描いた小学生だ。「広がる恐怖の世界」というタイトルの絵には、読書をしている自分の後ろに包丁、幽霊、血、目、時計といったものが描かれていた。膨らむ想像が頭を駆け巡っていたのだろう。その想像をも描いてしまったこの小学生の発想力に釘付けになってしまった。もしこの小学生が、この日のライブを観ていたらとんでもないモノを描き出してしまうような気がしたのだ。
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今年夏にリリースされたアルバム『Phomtom Power』からもSuper Furry Animalsとしてのメッセージを感じていたのだが、実際この日のライブではドキっとする瞬間が多かった。「Hello Sunshine」では、スクリーンに日が昇っていき、やがてスクリーンはオレンジに染まる。初めは朝日に見えていたものが、夕日、夕焼けが映った川、火の海…とこちらの想像をどんどん掻き立てていくものだった。やがて、「The Piccolo Snare」では澄み渡っていた空が、曇り、雨となり、やがて爆弾の雨となり、そして、十字架の雨となる。「Out Of Control」では、実際の戦場の映像、「嘘つき」と映し出されたのはブッシュ大統領。目を反らすな、きちんと自分の目で観ろ、と容赦なく現実を突き付けてきた。
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開演前から、会場では音楽が流れ、そして映像が映し出されていた。「ス―パーファーリーアニマルズのライブへようこそ」と手書きされた紙皿にはネコの絵(この日の会場Big Catを指していたのだろう)と、茶目っ気たっぷりに、オーディエンスに頭の準備体操を始めさせる。すっかりお馴染みとなっているピート・ファウラーから産み出された珍獣達がステージを陣取り、スクリーンを縦横無尽に駆け回る。異国のワンダーランド、そんなイメージを思い起こさせる「Slow Life」で幕を開けたステージに登場したメンバーは意外にもナーバスな面持ちだった。
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report by kuniko and photo by izumikuma *なお、写真は11/17(新宿リキッドルーム)公演のものを使用しています。 |
ほぼいっぱいに埋まっていたオーディエンスの反応は様々だった。壊れかけた声を出すグリスに負けず、「わお〜〜〜〜〜〜」と叫ぶ者、目を閉じ天を仰ぐ者、無表情で呆然と見つめる者、静かなる熱気を発していた。Super Furry Animalsには本当の強さがある。現実を知っているからこそのユーモアのセンスからは本当の優しさが伝わってきた。極上のメロディ・ライン「Jaxtaposed With U」では、そんな厳しい現実を目の当たりにした中で、私にとっての唯一の安息の地だった。
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mag files :
違和感こそが、真実のゴールデン・ハンマー!! : (03/11/20 @ Osaka Big Cat) : report by kami, photo by izumikuma
珍獣、超多毛動物、大阪に現る : (03/11/20 @ Osaka Big Cat) : report by kuniko, photo by izumikuma
長毛のたハむれ(アホー) : (03/11/18 @ Shinjuku Liquid Room) : revire by mimi, photo by izumikuma
photo report : (03/11/17 @ Shinjuku Liquid Room) : photo by izumikuma
癒され、心が真っ白になる感覚 : (01/10/16 @ Osaka Big Cat) : review by shoko, photo by ikesan
SFAの寓話的世界にようこそ... : (01/10/9 @ Shibuya AX) : review by nob, photo by mari
ひねくれ者の極上ポップ : (01/10/16 @ Osaka Big Cat) : review by ikuyo, photo by iikesan
Super Furry Animals日記 : (98/4/14-20 @ Shibuya AX) : review and photo no credit |
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