| このバンド、登場からして、違う。照明が落とされて、黒と同化してしまった「勝手にしやがれ」のメンバーは静かに位置につく。会場内に不穏な空気が漂い、勝手をはじめて見るわけではないにも関わらずビビってしまう。はじめてみた時のインパクトも凄まじかったが、この日もやはりとんでもなかった。 |
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![]() でも、ゴダールのイメージが勝ってしまうのは、そこらへんに転がっている陳腐なサウンドトラックよりも明確にストーリーが思い浮かぶメロだったり、スーツスタイルだったり、切れ味鋭い歌詞だったりするんだろうな。 トロンボーン、トランペット、二本のサックスは銃のような鈍色の光を放ち、体が 勝手にゾクゾクッとなってしまう。それを抱くホーン隊は後ろを向いて「覚悟しろよ」 と背中で語る。何度見てもビリビリビリ…痺れれてしまう。振り向いたらば、金管楽 器の広がった先っぽから容赦ない弾丸が発射され、ライブ開始五秒で、もはや蜂の巣 となる。あー、気持ちいい。さらに、他のバンド目当てで来たオーディエンスも丸ご とかっさらい、ジャズの音の渦へと引きずり込んでは踊らせてゆく光景をまのあたり にして、ますます気持ちよくなった。 |
『七人の侍』でも『荒野の七人』でもない、七人の個性の違う殺し屋たちが黒のスーツに身をつつみ、まるでマフィア映画のように「タマ(魂)取ったる!」っつーまったく同じ鋭い眼を持っている。ふと、ここで思った。なんでライブを見ても、CD聞いても、映画を連想してしまうのだろう? 名前と、前へ前へと突っ込んでくるステージングだけだったらピストルズを連想してもいいんじゃないか(ジュリーはよく知らん)。![]() |
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| "slave"の武藤昭平の裏声が、高く突き抜けて から一気に滑り落ちる部分は、まるでオルガスムのようだ。しつこいようだが、気持ちいいものは仕方ない。知っている曲も、知らない曲(新曲)も、疾走感に満ちていて、血流を速めてくれる。最後には、武藤氏がいつものようにドラムセットの上を飛び越えた。オーディエンスの頭に「勝手にしやがれ」という変わったバンド名と、一週間はとれないであろう余韻というか衝撃が刻み込まれた瞬間だった。 | ![]() マキシ・シングルの曲と新曲で構成された今回のステージは、変化し続ける勝手にとっては通過点にすぎないのだろう。今年のうちに見てイカれておいたほうがいいんでないかい? report by taiki |
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勝手にしやがれ is : - http://www.katteni-shiyagare.com/ The latest album is ; ![]() 勝手にしやがれ "DECADANCE PIERROT" (UKCD-1102) UK Project |
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