Metallica @ 代々木第一体育館 (6th Nov '03)
分厚い刃物で押しつぶされた夜 - part1 -
本物は残る。ショー・ビジネスの歴史においても、今までに数々のシーンが生まれては多くのバンドが消えていった。しかしどんなジャンルであれ、本物の音楽ならば波が引いてもそれにさらわれることなくどっしりと根をおろす。たとえば現代のギター・キッズだって"BLACK DOG"や"SMOKE ON THE WATER"のリフを弾けるし、クラッシュやシド&ナンシーのTシャツを着たパンクスは21世紀に突入した今でも珍しくない。
というわけでHR/HM界の本物、大御所・メタリカの登場である。かつてエルヴィス・コステロは「へヴィ・メタルはロックじゃない」と言い切った。言いたいことは分からんでもないし、自分もガンズなどの一部を除いてそれほど得意なカテゴリではないけれども、メタリカは別じゃないかなあと思って今回の参戦を決めた。それに、パンクロックでもパブロックにでもおよそロックとはいえない有象無象はそれこそわんさかいた訳で……。要はジャンルじゃなくてそのバンドがオリジナルかどうかでしょ。
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大バコ・代々木第一体育館に到着した頃にはすでに席はぎっしり埋まり、あちこちにお約束のメタル黒Tシャツを着た連中がちらほらと目立つ。年齢層は若干高め、というところか。歓声と言うよりは嬌声・奇声がフライング気味に飛び交う中、突然ふと客電が落ちた。時計を見るとなるほど既に定刻過ぎ。ウオオオォッと期待感が会場を襲う。

しかし暗闇の中でもSEは止まらず、早くも観客は総立ちになる中、しばらくそのまま曲が続いた。一曲、二曲。ずいぶん焦らされる……と、しびれを切らしかけた頃にドラム・キットに照明が落とされる。おお、光の柱の中に浮かび上がるのは高々と片手をかざしたラーズの姿! そして……残りのメンバー全員がギターリフを弾きながら登場!! ぬおおおお一発目からこのイントロはまさかぁ!!!
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なんといきなりの"BATTERY"!!! 「世界一速いダウン・ピッキングを要求されるリフ」と、コピーに挑む世界中のギター小僧を畏怖させたあのフレーズがいきなり遠慮ナシに繰り返されている!! なんだこの気合の入った選曲は。疲弊だか負傷だかで一時はツアー自体キャンセルしようとしてたんじゃないのか。と突っ込む暇もなく、続いてアルバムの流れそのままに"MASTER OF PUPPETZ"!! メタリカの観客名物、ヘッドバンキングがそこらでぶんぶん行われている。このペースで最後まで持つのか、この人たち。
report by joe and photo by ryota
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mag files : Metallica
photo report : (11/6 @ Yoyogi Daiichi Taiikukan) : photo by ryota
分厚い刃物で押しつぶされた夜 : (11/6 @ Yoyogi Daiichi Taiikukan) : review by joe, photo by ryota
体を動かせ、拳を突き出せ、大きく叫べ! : (11/6 @ Yoyogi Daiichi Taiikukan) : review by ali, photo by ryota
photo report : (11/7 @ Yoyogi Daiichi Taiikukan) : photo by keco
老いは恥ずべきことじゃない : (11/7 @ Yoyogi Daiichi Taiikukan) : report by nob, photo by keco
ここは戦場じゃない : (11/9 @ Sapporo Makomanai Ice Arena) : report by ysmz, photo by q_ta
photo report : (11/11 @ Saitama Super Arena) : photo by saya38
メタリカのファンは世界一だ : (11/11 @ Saitama Super Arena) : review by toddy, photo by saya38
photo report : (11/14 @ Nagoya Rainbow Hall) : photo by saya38
illustration report : (11/14 @ Nagoya Rainbow Hall) : illustrated by chika
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