buttonaudio active @ 心斎橋クアトロ (31st Oct '03)

魂の太陽に着火した真実のメッセージ
 最近、いわゆるブレイクしている(といっても日本の音楽界でのみの話だが...)ミュージシャン(全てではない!)が、時折語る「メッセージを伝える...」的な発言に、何となくヘタクソ手品師のネタバレのようなあさはかさを感じて辟易してしまう。CDで曲を聴いても、PVなんかを見ても...何も伝わってこないのである...それは私の感性が鈍っているのか?それも多少はあるのかもしれないが、どうもそれだけでは無いようだ!使い古された言葉たちを、まるでブロック遊びのように積み上げて、引き出しの中から取り出した自分らしいメロディーに乗せる...妥協の中での完成を周囲は最高傑作と祀り上げ、それが世に出たら、それを記号として捕えるファンたちは、その作品がどういうことになっていたって、熱狂的にそれを肯定し、そして自己や現状までも肯定する。そんな中でミュージシャンは、ベルトコンベアー式に、自分らしい作品を創造する...そこにまた潤いと満足が生まれる...

 噛み合わない歯車...曖昧な真実...これでいいのか...?

 そんなことを毎日考え、自らの胸を締め付けてしまう度に「何か損な生き方してんな〜」なんて空を見上げたりして思いにふける...

 しかし、不思議なもので、そんなことばかりバカなりに考えていると、救いの神はいるもので、それは、私の念願であり体験したライブの中に存在したのであった!

 audio activeである!スペースシップ、タイマボカンに搭乗する4人の男。MASA、NANAO、KASAI、2DDは、この日のゲスト、O.N.O(Tha Blue Herb)によってすでに熱く均された会場に無事帰還!待ち構えた観衆は、それぞれの思いを歓喜のダンスや歓声で迎え入れた。「audio activeだよ〜っ...」イギリスのグラストンバリーフェスやもちろんFUJI ROCKでのパフォーマンス等...数々の伝説を打ち立てたあの男達を、こんなにも至近距離で味わうことができる感動...何かちょっと違うが、私は目頭が熱くなってしまった(恥ずかしいっ!)。

 アルバム『BACK TO THE STONED AGE』をリリース。今作では、audio activeのキャリアとしては外せないはずの、Adrian Sherwoodの手から離れ、完全セルフプロデユースとなり、それを再現、さらに増殖させたこのSTONED AGE TOUR 2003では、4人それぞれの精神論的なモノも含め、様々なアイデアをゴロゴロ転がしながら、そこに発生する厚く太いグルーヴ、エフェクトが産み出す、鋭く吹き付ける音の風...自然に生まれる一体なヴァイブレーション...宇川直宏(MoM'N'DAD Prodauctions)のステージに叩き付けるビジュアル・ワークは、さらに私のイメージを掻き立て、陶酔への世界へと導かれてしまうのである。

 野外ではなく密室の中の閉塞感...ここで行われていることは、自分の内面にある真実を探し当てる意味でとても重要なのである。audio activeの音楽は、脳にだけでなく、心臓や、いやあらゆる内臓...そして腰...とにかく身体の中で血が流れているところであれば、どこにでも侵入して、中で笑い続けている...浄化されていくのか?はたまた汚されていくのか?...それはいいとして、しかし、痛みのつぼを適格に押されている時のような「そこそこ...」というポイントを突いてくる感じは、これ何なんだろう...

 audio activeのライブには、感情がしっかりと浮遊している。そしてメッセージが波をかき分け泳いでいる。彼らの言うSTONED AGEに魂を震わせ、自らの原点も回帰させてしまったようにも思える私は、自由きままに泳ぎ回る精子のように、迫ってくるダブのビートにすっかりと魂を解放してしまった。そしてその奥の方に見える太陽に、見事着火!会場の至る所で集まった観客の太陽に着火したたくさんの火が、私の心の中で見えた...  次回予告。今後のaudio active...いったい何をしでかすのか...?希望的な意味も含んでいろいろと考えてみた...しかし...も〜いいか...私の太陽に着火した彼らの真実のメッセージは、私の血となり身体の中を駆け巡るのだろう...

 これからのaudio active!見て行かないと...「おしおきだべ〜〜〜〜っ!」最後にタイムボカンシリーズでお馴染み、どくろべえの滝口順平氏のナレーションが流れた...緊張と緩和...魂の解放...何かすっかりやられてしまった...早く次のライブを体験したい...それまで、もう一つ違う太陽をどこかに用意しておこう!


report by kami

button他のライター、写真家によるページ :
buttonふわふわ、以下省略 : (10/31 @ Shinsaibashi Quattro) : review by sora
button魂の太陽に着火した真実のメッセージ : (10/31 @ Shinsaibashi Quattro) : review by kami
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button嬉しすぎる速攻再来日! (00/10/3 @ Akasak Blitz) : review by mimi
buttonアジテーターたちのパーティー (00/10/8 @ Osaka Bayside Jenny) : review by ken

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"Back To The Stoned Age"
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