The Cooper Temple Clause @ Nagoya Bottom Line (13th October '03)

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ステージを縦横無尽に動き回るメンバーと、狂ったように振り回されるタンバリン。そして、その光景につられるように、どこまでも昇りつめていく高揚感。ザ・ク−パー・テンプル・クロース(TCTC)のライヴを観るとなると、どうしたってそういう感覚を再体験できるのだと期待してしまう。しかし、この日は楽器交換のときの立ち位置の移動以外は、6人ともほぼ定位置から大きく動き回るようなことはなく、曲の合間にビールを飲み、煙草のけむりをくゆらせながら、淡々と曲が演奏されていった。だからといって、ライヴが以前と比べてパワーダウンしたように感じられたり、退屈だったわけではない。退屈どころか、私は嬉しくてしょうがなかった。何故かというと、ライヴ終盤にたたみかけるように演奏された、待ってました! のタテノリ・チューンよりも、"Music Box"や、"Talking To A Brick Wall"などの、2ndアルバムからの曲が際だって印象的だったからだ。ときに観客が息を飲むほど静かに、ときに観るものを圧倒するように激しく演奏されるそれらの曲からは、彼らの表現が深化し、ステージに新たなテンションが生み出されていることが感じられた。彼らのライヴはフジロックで2回と、単独公演も何度か観たが、今まで私が観てきた彼らのライヴは、TCTCというバンドの「ほんの入り口」にすぎなかったのだということを思い知った夜だった。
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comment and photo by keco
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