| ここでまた、いったん音が止まる。仕切り直して、"ブギー"が始まる。ミッシェルの中でも、長尺の、他とは違ったスケール感を持つこの曲。同じことを繰り返し、繰り返し過ぎていく日々のように、あっというまに時間が流れていく。 |
| "赤毛のケリー"、"ゴッド・ジャズ・タイム"が、もの凄いスピードで駆け抜けていく。感傷だとか、思い出だとか、そんな言葉を振払いうようにして、ミッシェルは突き進む。ただ、その後にはどうしたって悲しさや寂しさを感じてしまう。 そして、アベのコード・ストロークに、チバのアルペジオが絡み合い、"エレクトリック・サーカス"が始まった。それまでステージの左右に分かれていたスクリーンが、真ん中の一つに変わる。四人の音が寄り添うようにして、ひとつになっていく。最後の最後まで、ミッシェル・ガン・エレファントはこの四人がそろうことでしか進めない。ラスト・ライブ当日にリリースされた、まさに「ラスト・シングル」のこの曲が演奏されると、これが終わりであることをいやでも思い知らされてしまう。曲が終わり、会場がどこか重い空気に包まれる。そのときだった。 |
![]() |
![]() |
突然、静かだったチバが、狂ったようにタンバリンを叩きだす。それに合わせて、観客の手拍子が重なり、"ミッドナイト・クラクション・ベイビー"になだれこむ。8ビートのロックンロール・リフにガツンと目を覚まされて、幕張メッセが踊り出す。そう、最高のロックンロール・サーカスはまだ終わらない。ここからまたバンドもオーディエンスも、グイグイとあがっていく。加速したままコーナーをぶっちぎっていくようにスリリングな"ベイビー・スターダスト"。"ミッドナイト〜"が縦乗りなら、こんどは横からスウィングしてくる。そして、スピーカーから突風のようなギター・リフが流れ出す。"スモーキン・ビリー"だ。超重量級のバンド・アンサンブルが、すさまじいスピード駆け抜けていく、ロックの魅力の塊のような曲。コーラスでチバが観客にマイクをむける。3万人が叫ぶ、「愛という憎悪!」。こうなると、もうぐちゃぐちゃ考えるのも面倒だ。本物のロックンロールの前では、ただただ体が素直に反応してしまう。 -->part5 |
|
Thee Michelle Gun Elephant is : http://www.rockin-blues.com/ この日のライヴを完全収録したDVD。 必見だよ。 ![]() "BURNING MOTORS GO LAST HEAVEN" UPBH-1115 universal records 写真集『LAST HEAVEN』も必見! |
|
無断転載を禁じます。The copyright of the article belongs to Yohei "rad" Kobayashi and the same of the photos belongs to Koichi "hanasan" Hanafusa. They may not be reproduced in any form whatsoever. To The Top. |