| この日のステージで最初に鳴った音は、アベが鳴らす"ドロップ"のイントロ。フッと、どこかに降りていくような、不思議な感覚に襲われる。歌の始め、チバの「オォァーー」というシャウトは、心なしかいつもより長い。その声から、悲しさと、それをふり払うような力強さが一緒に聞こえてくる。ゆったりしたテンポのこの曲だからこそ、このライブに込めるメンバーの気持ちがビリビリと伝わってくる。このライブが、ファンにとってミッシェルを見ることが出来る最後の時間ならば、メンバーにとってもこの四人で演奏する最後の時間なのだ。 |
| 最初の曲が、終わった。間髪入れず、"ゲット・アップ・ルーシー"、"バードメン"と畳み掛けてくる。ああ、もう何度聞いたかわからないサード・アルバム、『チキン・ゾンビーズ』と同じ流れだ。ギター、ベース、ドラム、それぞれが別々に絡み合うグルーブ感と、一緒になって向かっていく疾走感。ロックンロール、パンクの魅力をえぐりとったような曲の連打に、観客のテンションが爆発する。3万人の歓声と熱気。ばかでかいメッセが、まさに「揺れて」いる。いつだってミッシェルのライブのオーディエンスのテンションは並ではないが、今日はまた、それに輪をかけてすごい。 | ![]() |
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空気をぶったぎるようなアベのカッティング。相変わらずのふてぶてしさをみせるウエノは、派手なアクションで客を煽る。そのままノンストップで、"デッド・スター・エンド"へ。じっとしているだけでも熱い場内、スーツに身を包んだチバは、もう汗でじっとりと濡れている。この後、チバがこの日初めてのMCで「よく来たね」と口にする。この日のためにはるばる遠くからやって来た人、苦労してチケットを手に入れた人、最後までここに来ることを迷っていた人、みんなそれぞれこの言葉をどう感じただろうか。チバの言葉は短く、ぶっきらぼうだけれど、いつだって優しさがある。 |
| そして、ライブが再開。"ストロベリー・ガーデン"のイントロでは、ギターがこちらを包み込んでくれたかと思えば、ヘビーなベースにぶっ飛ばされてしまう。ライブでこの曲を聞くのは初めてだったが、CDで聞くものより、今のミッシェルは格段にスケールがでかい。ただ、いくらバンドの演奏がビルドアップされようとも、「シャラララ」と口ずさんでしまう、やさしいメロディーが埋もれてしまうことはない。やっぱり、チバの歌うメロディーは、最高だ。続いて、"アッシュ"、"フリー・デビル・ジャム"と「ギヤ・ブルーズ」からの重量級の2曲を連発する。アベは、まさに自分がギターそのものになったような、圧倒的な演奏を聞かせる。ギター・ソロでは、時には感覚的に、時にはじっくりと考えながら、フレーズを紡ぐ。普段ステージ上では寡黙な彼だが、その「コトバ」がその音に凝縮されているようだ。 | ![]() -->part3 |
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Thee Michelle Gun Elephant is : http://www.rockin-blues.com/ この日のライヴを完全収録したDVD。 必見だよ。 ![]() "BURNING MOTORS GO LAST HEAVEN" UPBH-1115 universal records 写真集『LAST HEAVEN』も必見! |
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