Thee Michelle Gun Elephant @ Makuhari Messe (11th Oct '03)
世界の終わり、そして始まり - part1 -
あまりにも唐突なその知らせを最初に聞いた時に、驚くよりも悲しむよりもポカンとしてしまったのを覚えている。例えば昨日まで一緒に遊んでいた親しい友人が、急に「遠い地に旅立つことした」と言い出したかのように。寂しさを感じるよりも、ただただ奇妙な実感のなさだけがそのまましばらく続いた。タチの悪い冗談かと半ば本気で思っていた。だけど結局ジョークではなかった。旅立ちの日はやってきた。とうとうその日はやってきた。
ミッシェル・ガン・エレファント、解散。しかし最後まで誠実な、悪く言えば本当にバカ正直なバンドだったと思う。ファンに、世界に、なによりも自分達自身に、正面切って真摯に向かい合い続けていた。残念ではあるけれど連中が出したこの結論もその姿勢の一貫であることは疑いない。ロックとは誠実であり続けることなのかもしれない。だったら最後のその姿まで、こっちも気合を入れて見届けよう。それが礼儀であり、同時に自分ができるほとんど全てだと思った。
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口火を切ったのは"ドロップ"だった。最後のライブなのに、このテンポの緩い意外な一曲から始めるところが逆にマイペースで連中らしい。しかし二曲目にいきなり"ゲット・アップ・ルーシー"、そして"バードメン"と中期の代表曲が惜しげもなく続く。ドラム・イントロで曲を察した瞬間、目の前の女の子が感激の悲鳴をあげた。とたんにミキサーで掻き回されたようにフロアの人垣がグシャグシャに混じり合い始める。すさまじい熱量が一気に放出されていた。そんなことはどこ吹く風で伊達男・ウエノが気障な仕草でクールに投げキッスを送ってくる。そこには悔しいくらい「いつもの」ミッシェル・ガン・エレファントがいた。
report by joe and photo by hanasan |
広大なキャパを誇る幕張メッセに詰め込まれた人数はどうやら万単位をかるく超えていたようだ。それぞれの中にそれぞれのミッシェルがいる。リーゼントと皮ジャンで決めた隣りのバイカーにも、全身をグッズで固めたあちこちのキッズにも、最後尾にもたれかかる制服を着たままの女子高生にも。開演前から何度も歓声が上がっては消えた。そして照明が落ち、ついに幕が開ける。終わりの始まり。伝説入りが確実な一夜の始まり。いつものようにモッズ・スーツを着たメンバー達がポケットに手を突っ込んだまま登場し、巨大な地鳴りに近い群集の声がステージに届く。アベのギターが鳴らされた。
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mag files :
photo report : photo by hanasan (03/10/11 @ Makuhari Messe)
なめつくしたドロップ : review by taiki, photo by hanasan (03/10/11 @ Makuhari Messe)
ロックンロール奇跡の夜 : review by rad, photo by hanasan (03/10/11 @ Makuhari Messe)
世界の終わり、そして始まり : review by joe, photo by hanasan (03/10/11 @ Makuhari Messe)
最後の天国、終わりの始まり : review by ysmz, photo by q_ta (03/9/13 @ ZEPP Sapporo)
photo report : photo by saya38 (03/8/24 @ Akasaka Blitz)
Everything's gonna be alright : review by nob, photo by ryota (03/6/14 @ ZEPP Tokyo)
photo report : photo by ryota (03/6/14 @ ZEPP Tokyo)
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