buttonYEAH YEAH YEAHS with THE LIARS
@ 心斎橋Quattro (2nd Oct '03)

- イカれた、イカした奴ら -

part2


YEAH YEAH YEAHS
 異様な空気に包まれていた会場が、平然を取り戻した頃、YEAH YEAH YEAHSがステージへ。気怠そうに入ってきたかと思うと、いきなり絶叫のライブの幕が開ける。
YEAH YEAH YEAHS YEAH YEAH YEAHS

 正直、YEAH YEAH YEAHSのCDを聞いた時、何て弾けたバンドなんだろうと思った。音が…というよりも、叫びや喘ぎ声にも似たカレンの声、ボーカルを後押ししながらも、好き勝手しているかのように疾走するギターとドラム。迫力もさることながら、圧力・存在感…どれもが半端じゃなく、何かをブチ壊したい、そんな憤りにも似た感情があるのではないかと思った。それが、ここまでライブで忠実に再現されるとは思ってもなかった……。
YEAH YEAH YEAHS YEAH YEAH YEAHS YEAH YEAH YEAHS
 ボーカル・ギター・ドラムだけでは少し広く感じたステージだったが、カレンの動きや勢いを見ていると、小さいくらいに感じたのは私だけではないだろう。縦横無尽に駆け回り、客を挑発するようなしぐさ…なんてイカしてるんだろう。しかも、テンションが上がり過ぎたのか、時折自分のマイクをギターのマイクにぶつける。何度もマイクスタンドを倒しては、スタッフが直す。ドラムのシンバルをマイクや頭で叩くとやりたい放題だ。怪しげな目つき、指の動き、吐息混じりの声…もし男なら、身の毛もよだつほど興奮していただろう。女の私ですら、挑発的な視線に我を忘れそうになり、興奮したのだから。

 "RICH"、"TICK"、"PIN"など、アルバムでも彼らのパワーが炸裂した曲では、メンバー自体の気持ちが高揚し、暴れたいという気持ちが痛いほど伝わってくる。それを見て、こっちも負けていられないと大阪パワーをぶつける。一体感と言うよりも「ガチンコ勝負」。色気と毒気に麻痺し、踊るしかないフロアでは、掻き鳴らされる勝手気ままなリズムに身を任せ、一時に酔う。自分の中で抑えていた何かが溢れ出しそうになる。何かが弾けると言った方がいいのかも知れない。後半で披露された“MAPS”では、儚げで今にも消えてしまいそうなほどか細いカレンの声が印象的だった。彼女の柔らかい部分、悲しみの部分を見せられた気がして、胸が締め付けるように痛くなった。
 アンコールでは、口にくわえた巨峰を観客に向かってはき出すという、何とも妖艶な行動を見せた。口元から滴り落ちる巨峰の滴とカレンの声、全てがイカしてる。でも、それが女とは思えないくらい格好いい。思わず嫉妬しそうなほどだった。

 耳鳴りが止まない帰り道、YEAH YEAH YEAHSの"DETH WITH THE NIGHT"のこんなフレーズを思い出した。

ーケンカは買い叩こう 危ない橋を渡ちゃおう 親指は下向きよ 視界が暗くなる 冬なのに汗だくー このフレーズが今日のライブを表しているようで少し恐怖を覚えた。


report by shoko
photo by saya38.


なお、写真は東京公演のものを使用しています。
YEAH YEAH YEAHS

part1 / 2

The official site of

Yeah Yeah Yeah's

is;

http://www.yeahyeahyeahs.com/
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