Gorky's Zygotic Mynci with KING CREOSOTE @ LOCK 17, Camden Town, London (28th Sept '03)
Magデジグラファー、izumikumaのロンドン日記第一弾
8月にニューアルバム「SLEEP/HOLIDAY」をリリースしたゴーキーズ・ザイゴテック・マンキのライブがロンドンでありました。日本にも根強いファンがいるもののなかなか来日が実現せずに早や数年。期待を胸にロンドンはLOCK17(旧DINGWALLS)へ。
まずはサポートのKING CREOSOTE。KENNYとEENのスコットランド人兄弟フォークデュオはシンプルかつ叙情的な中にも捩れたメロディを奏で、さすがゴーキーズのサポートと納得。ちなみにEENが座りながら叩いているのはカホーンという楽器だそうです。私は「何でダンボール箱叩いてるの?」という無知な質問をしてしまいました。反省。 |
そして待ちに待ったゴーキーズ。ニューアルバムはカントリー/フォーク調の前半とプログレっぽい後半というこのバンドの集大成的は構成だったので、どんなライブになるかしら、と期待していた、のですが、かなり狭いステージめいっぱいに機材が載せられ、予定を15分以上遅れてやっとでてきたエイロスの顔はいつにも増してひきつり気味。その緊張感が音にもでたのか、ニューアルバムの中でカントリー調だったEYE'S OF GREEN GREEN GREENなどもやけにサイケなアレンジになっていました。
そして、丁度ギグの中盤SWEET JOHNYでカオスはピークに。この曲はエンディングに入る前に怒涛の騒音をうねりだすのですが、もうキーボード壊れますよー、といいたくなるほどエイロスは鍵盤を叩きまくり、それを見ているオーディエンスが笑っているのもちょっと不気味。
その後、お馴染みのCHRISTINAやSPANISH DANCE TROPで和んだ雰囲気にもっていったのもつかの間、ラストのHEART OF KENTUCKEYは最初は正統派カントリー、でも、あれ?あれ?メロディーはカントリーなのにアレンジが壊れていくーっ。そして最後にはノイズの洪水で締めるというなんともシュールな終わりかたでありました。しばし呆然。
全体的に調子が良かったとはいえなかったライブだったのですが、久しぶりにサイケなゴーキーズワールドに触れられたのは嬉しかった。そして、個人的には願フジ・ロック出演です。
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photo and report by izumikuma
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