| 会場はメキシコシティ(以下D.F.)の中心部から車で15分ほど南にあり、ほぼ全てのエリアが危険とされているこの街の中でも、犯罪多発区の1つとされている。 3500人収容のSALA(live house)での2DAYS初日。チケットは両日ともに完売。 歓声と雄叫びで異様な熱気に包まれた会場に、D.F.初LIVEの彼らが現れたのは21:30。OMARは妙に緊張した面持ち。 1曲目『DRUNK SHIP』から『CONCERTINA』までですでに22:00をまわっている。1曲の演奏が15分以上という即興のパフォーマンスは、切れ目もなければMCもない!後頭部をヤスリでとがれるようなすさまじい音を放つハイトーン・ボイスにOMARの激しく寂しいギター、怒涛の勢いで突っ走るJONのドラムが加わり、金属とガラスがぶつかり合うような衝撃波が会場を埋め尽くしている。 『CICATRIZ』に突入すると、マイクを捨てたCEDRICが身悶えるように踊りながらステージ奥の機材に飛び乗り、ものすごい形相で叫び始めた。まさに声なき声!
23:00になろうかという頃にようやくほぼ満員になった会場(この時間に集まるところがLATINOならでは!)では、照明が落ち、JONはドラムを離れステージの奥へと消え、CEDRICがマイクコードを体じゅうに巻きつけて静かに歌いだす。観客の息づかいが聞こえるほどの静寂の中での『TELEVATORS』。思わず深呼吸したくなるような透明感のある空気の振動が箱いっぱいに広がって、野外フェスティバルにでも来たのかと錯覚するほどの心地よさ。曲の終わりには会場全体が震えるほどの拍手と喝采の嵐!『VEIL』の演奏を終えてメンバーがステージから消えると「OTRA!」(アンコールを求めるときのかけ声)、「OTRA!」、「OTRA!」の大合唱で、いつのまにか「VOLTA!」、「VOLTA!」へと変わり、このタイミングでなぜかダイヴする若者が続出。このあたりが今ひとつ理解しがたいLATINO POWERか? 結局アンコールにはJUAN1人が戻り、ソロをかっとばしてさっさと立ち去った。 report by kao and photo by carlos -->part2 |
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