| 夏終わりに訪れる厄介な気象現象、台風。現実にも大きな台風が沖縄周辺に近付いているらしい。そんな最中、鹿児島を折り返して更に大きさを増す生命を吹き込まれた台風が訪れた。 KEMURI 新しくリニューアルしたDrum Top'sに襲来。 フロアを埋め尽くした人の粒。キッズもいれば、スーツを着たサラリーマンも違和感なく同居している。よくよく考えれば不可思議な空間が、東京から遠く離れたここ大分でも目の当たりにすることができる。客電が落ち、一瞬の暗闇を介してメンバーがステージ上に現れた。観客はこれから巻き起こされるであろう"Typhoon"の威力に臆することなく、むしろ引かれ合うかのようにそろりそろりとステージに向かって歩み寄っていく。 |
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![]() 歩み寄った観客は波のように揺れ、木の葉のように空を舞う。普段は眉間にしわを寄せられ、恐れおののかれる台風が笑顔をもたらす。 『今日は楽しんでいってください』 毎回発せられるフミオのこの一言はもう何年も偽りなく結果を残している。そんな楽しいライブを続けているからこそ、会社帰りのスーツ姿の人も再び訪れ、まだ見たことのない人達も引き寄せているのだろう。 観客を一体化させてくれるミナミのアクション。マイクを最前列に向けてくれるリョースケのパフォーマンス。見ているだけでつられて笑顔になってしまうユウジのスマイル。メンバー全員が任された演奏以外の部分でも"楽しまさせて"くれる。ハッキリ言って、行かなきゃ損である。 |
雷音のように大地に轟くかのようなドラムの音。大粒、小粒の雨が入り混じり、降り注ぐかのようなギターやベースの響き。その雨を重力とは関係のない方向に吹き荒らす風のようなホーンの勢い。それをまとめ、ひとつの生命体に化すボーカル。まさしく"Typhoon"のごときである。![]() |
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セットリストはツアー名に沿ってか、あまりスローな楽曲は盛り込まれていなかった為、おじさんと呼ばれだす歳に近付いて来た自身にとっては酸欠を招く事態に陥りそうになったが・・・。不思議と周りに広がる笑顔を見たら苦しさは感じない。 「いいもの見せてもらったわ・・・。」 二十代半ばでKEMURIのライブ初体験であろうか、一人の男が呟いていた。日本横断 中、"Typhoon"名 KEMURI 大分に熱い夜をもたらし四国へと旅立っていった。 photo by hanasan |
| photo by hanasan |
Smashing Mag's report of KEMURI "TYPHOON TOUR" 8/30 @ Chiba Look / 9/1 @ Nagoya Club Quattro / 9/4 @ Yonago Belier / 9/5 @ Hiroshima Quattro / 9/7 @ Fukuoka Drum Logos / 9/9 @ Kagoshima Caparvo Hall / 9/10 @ Oita Drum Tops / 9/20 @ Kawasaki Club Citta |
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KEMURI MILL The Current Label Site : http://www.universal-music.co.jp/kemuri/ ![]() the latest single "葉月の海" UPCH-9115 |
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最新シングルのジャケット、また、ベスト・アルバムにスライド・ショーのデータとして収録されている写真の多くははSmashing Mag編集長、hanasanの作品。このサイトで使用されているものも数多くあります。チェックしていただけると幸い。 無断転載を禁じます。The copyright of the article belongs to Toyoaki "toy" Okubayashi and the same of the photos belongs to Koichi "hanasan" Hanafusa. They may not be reproduced in any form whatsoever. To The Top. |