![]() その意志が伝わったのか「TASTE OF INK」でバートがオーディエンスにマイクを向けると、ジャンプしながら合唱が起こった。札幌のオーディエンスは割とシャイなところがあるので、なかなかこういうのはうまくいかないことが多いけど、今日はバッチリだ。これも彼らバンドとオーディエンスの気持ちの距離が近づいたからだろう。ただでさえ、曲がキャッチーで美しいメロディを持っているので、歌うほうも思い切って歌うことができる。そういう曲が多いのも彼らの強みだし、特にライブではそうした曲の力、その強さが思い切り感じられる。この合唱&ジャンプは何度も起こっていったのは、その証明だったと言える。 |
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| 圧巻だったのは、熱心に前で彼らと共に歌っていたオーディエンス何人もステージに上げたときだ。ステージに上がったオーディエンスは笑っている子もいたし、呆然としている子もいた。その非日常的な状況でバンドが一斉に鳴らしたのは「BURRIED ALIVE MYSELF」だ。この空へ突き抜けていくようなメロディを破壊的にシャウトする曲を彼らは何度も部屋で聴き、何度もCDの中のバートと一緒にスクリームしただろう。そのTHE USEDと同じステージにいることができるなんて、全く想像できなかっただろう。その夢にも思わなかったことが実現したのだ。笑顔で大声で歌う者、涙を流しながら一緒に歌う者、その若い子達の表情を観てるとちょっと泣きそうになってしまった。オーディエンスの純粋さとバンドの真摯な誠実さが交錯し、美しい火花を散らした瞬間だった。自分もああいうロック少年だったのだと思うと、ちょっとセンチメンタルな気持ちになる。その中を駆け巡っていくTHE USEDのメロディが一層その気持ちに拍車をかけてきて、自分も泣きそうだ。曲が終わって、バンド全員がステージに上った少年少女たちと握手やハグを交わしていたのも凄くよかった。彼らはこの日のことを絶対忘れないだろう。 | |
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ステージが終わった後に、なんと観客全員との握手会があった。THE USEDのメンバーは一人ずつ丁寧にサインし、笑顔で応対して、写真撮影にも気軽に応じていた。あれだけ激しいライブをした後なのに、なんていいヤツらなんだろうと、本当に気持ちが打たれた。しかもそのサイン会ばかりでなく、会場から出るときにもその姿勢が変わらない。THE USEDはライブも、その後も徹底的にオーディエンスに誠実だった。それは凄く意外な気もしたけれど、彼らの経験から導き出された強い意志でもあるように感じた。
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| reported by YSMZ and photo by Q-TA MIDORINO |
| Part 1 / 2 |
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THE USED :
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