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姫路の商店街の片隅にある、およそ200人入るか入らないかというくらい小さなライブハウス、姫路BETA。会場に着くと、予想していた以上にはるかに狭い!まるで、高校の学園祭のライブであるかのような光景が自分の目の前に映っている。そんな舞台に今のBRAHMANが立つのだ。何故、今回のツアーはあえて全国の小さなライブハウスだけを回るのだろうかと疑問があった。このスペースで、トシロウはいつものように攻撃的なパフォーマンスをステージ上で繰り広げることができるのだろうかと少し心配していた。 しかし、その心配は杞憂だった。頭2曲こそマイクスタンドの前で直立不動で歌っていたものの、そこからは一転して、いつものようにマイク片手に拳を掲げ、壁を蹴り、狭いステージを縦横無尽に暴れ回れ、テンションがMAXに達した時には、観客めがけてダイブするトシロウ。バンドが、「今、ここで演っている」というその一瞬一瞬に体中のすべてのエネルギーを放出しているのがダイレクトに受け手に伝わってくる。BRAHMANと観客が織り成す興奮と熱気が伝わり、普通に立っているだけでも汗がにじみ出てきた。 ひとつ思ったことがある。それはBRAHMANの曲はハードコアと思われがちだが、意外にポップな面を持っていることだ。サウンドこそ轟音で凶暴的だが、名曲「ANSWER FOR…」「BASIS」あたりの曲の音だけ拾っていくと、実に口ずさみやすいし、ノリやすい。事実、「SEE OFF」が今年の高校野球のブラスバンドの応援で演奏されていたのには驚かされた。狙って作っているとは思わないが、そういう面もBRAHMANの武器であることは確かである。だからこそ、人はいつも彼らの作る音楽に高揚させられるのだろう。新曲も何曲か披露していたが、静かな流れから、一気に激しく天に向かって突き抜ける調子は初期のBRAHMANサウンドを髣髴させた。 何かのインタビューでトシロウはこう話していた。「赤坂ブリッツ(約2000人収容)レベルが限界」と。BRAHMANの音楽、そしてライブでのその衝撃・衝動を本当の意味で伝えるには、ある程度の制限された空間が必要なのである。受け手に届かなければ意味がない。だから、あえて小規模なライブハウスにこだわるのだろう。どんなにバンドが大きくなっていっても、自分たちのスタイルを突き通すストイックさだけ変わることはない。BRAHMANは己に徹底したライブバンドであると改めて思った。 report by toshi. |
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