
それにしてもこのバンドは相変わらず、秀逸な美メロがライブでも耳に残る。それに合わせてフロアから響く見事に息の合った大合唱。やはり歌詞を完璧に覚えているようなコアなファンが多いようだ。よく知らない曲で周りが唄ってると、なんだか取り残されたような気分にさえなる。特に盛り上がったのは"PEOPLE THAT ARE GOING TO HELL"(日本では特に人気のある曲でここからVANDALSに入ったというファンも多いが、これはどうやらDJ HIKARUのプレイの影響が大きいらしい)。あーラップやシャウトも好きだけど、やっぱり唄えるメロディって原点でイイわあ!!

アンコールでは、このバンドの「お約束」らしいのだが……変態ギタリスト・WARRENのワンマンショー。ヴォーカリストとパートを取り替えて、銀ラメのマントに下は動物パンツを穿いただけの半裸状態でハンドマイクに齧りつく。観客は大爆笑。もうこれは演奏どうこう、というレベルじゃないです。完全なエンターテイメントの領域。この辺のお遊び要素も、長いキャリアにも関わらずバンド人気を支える要因となってるんだろうな。
こういうのも含めて色んな意味でVANDALSの魅力に触れた一日でしたが、何より全ての地盤となる演奏のクオリティが高いんだよ。いやホント。素直にまた観たいなと思えるライブでした。 |
そのVANDALSの渋谷クアトロ公演。比較的若いファンが多いのも長いキャリアが世代を超えて受け止められている証拠。新たな客層を獲得している実感にこっちまで嬉しくなる。と、そんなキッズ達(本当に十代とかなのだよ)が急に叫びをあげ、上下左右に飛び跳ねる。THE VANDALS登場、バンドの登場だけでこの盛り上がり! ハンドマイクで歌うヴォーカリストに、ギター・ベース・ドラムスの至ってシンプルな編成。演奏開始と同時にフロアはモッシュの嵐! 頭上をゴロゴロ人が転がっていき、それを支える連中も頭を蹴飛ばされながらもなぜか笑顔。「暴れたいだけじゃん」みたいなこのシーンへの批判を聞く事もあるし、確かに一部にマナーの悪いファンも目立つが、この奇妙な爽快感はやっぱり体験してみないと分からない。バンドも演奏しながら本当に楽しそう。今では唯一のオリジナル・メンバーとなってしまったベースのJoe Escalanteの笑顔が特は印象的だった。

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