![]() 「イチ、ニ、サン、シッ」「レッツゴー!」と声を嗄らして叫び煽りながら"Your Boyfriend Sucks"、ギターが歯切れよくカッティングする"Takeoffs and Landings"へと続きライヴは終盤へ。フロアはサウナ状態、その熱気で場内はクーラーから流れてくる冷気が白く、まるでドライアイスを流し込んだようになり、ステージ上のメンバーの姿も霧の中状態になってしまった。蒸し風呂のような中でもジャンプが繰り返されるフロア。薄暗い中靄のかかったその光景は、Nirvanaの"Smells Like Teen Spirit"のビデオを思い出させた。そんな中、"In This Diary"の名リリック「Being grown up isn’t half as fun as growing up」の歌声が場内いっぱいに響く。この時、アタリスの赤面しちゃうくらいの青春時代風歌詞が、泣けるメロディに乗せて人の心を打ち、共感させる力を持っていることを目の当たりにした。
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セットリストは、最新アルバムの『SO LONG, ASTORIA』からはもちろんのこと、『BLUES SKIES BROKEN HEARTS NEXT 12 EXITS』や『END IS FOREVER』からもバランスよく構成されている。新しいアルバムよりも、むしろ2ndや3rdアルバムの方がフロアの反応も絶好調のように思える。
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クリスが一人アンコールで歌ったのは、"The Saddest Song"。ラストの曲は、"San Dimas High School Football Rules"だろうか。"Teenage Riot"に続いての、パンクな爆走曲。下の階で小休憩していた人たちも、扉を蹴破る勢いでフロアになだれ込んでいった。ものすごく人気のある曲らしい。す、凄まじい・・・と呆然と立ち尽くすしかなかった。そして、「HUBでパーティーをやるから」を繰り返し、アタリスはカラオケ・ライヴ会場からパーティー会場へと移っていった。 |
| アルバムの中の"Summer '79"で、「"We Are The Champions"が大音量でラジオでかかっていた」とあるけれど、果たして彼らは今いくつなんだろうか。いくつだろうがそれはさほど問題でもないのだけれど、"We Are The Champions"がその当時の若者のアンセムだったように、アタリスは"So Long, Astoria"や"In This Diary"のようなみんながシンガロンできる曲を生み出している。何年か後に「あー、あの時"In This Diary"をみんなで歌ったよな」なんて思い出しちゃうような、ずっと残るアンセムを。私も、この日のみんなの大合唱を、しばらく忘れることができないだろう。 -- set list -- (原文のまま) SPEND / UNOPENED / 1-15-96 / ASTORIA / I.O.U. / HOTEL / HERO / JOHNNY / BOYFRIEND / TAKEOFFS / SUMMER / DIARY -- encore -- SADDEST (KRIS) / RIOT / SAN D. |
![]() report by ali & photo by makiko |
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