Simple Plan & GOB @ Akasaka Blitz (26th April '03)
カナダ名産バンド大放出市 - part1 GOB
GOBとシンプル・プラン、両者とも今やカナダが生んだ人気バンド。イキがよくガンガン飛んで暴れたいならGOB。シンガロンでノリノリになりたいならシンプル・プラン。こういう系のバンド食傷気味?まぁ、そう言わず。どちらも心底楽しい!ハッピー!お気楽気分にさせてくれる。同郷のアヴリル・ラヴィーンのオープニングとして来日したGOBとシンプル・プラン。この日は、2バンドだけのスペシャル・ライヴを赤坂ブリッツで敢行。
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ブリッツは、満員御礼状態でフロアはギッシリ。2Fならじっくり楽しめるだろうと思っていたら・・・。ステージにトム(リード・ヴォーカル)、テオ(ヴォーカル・ギター)、クレイグ(ベース)、ゲイブ(ドラム)の4人がステージに登場した瞬間のウォーと戦いに挑む歓声。"Lemon-Aid"でカッ飛ばし、猛スピードで走り抜ける"Beauville"に流れると、激しいジャンプの嵐でブリッツも揺れる。あたしは2Fで何やってんだぁ!
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まずは、バンクーバーからGOB(ゴブ)。バンドは1994年に結成されて、SUM 41やGreen Day、The Offspring、Pennywiseのオープニングをやりながら長い下積みを経て、ようやくメジャー・デビュー。日本初上陸のただいま人気うなぎ上りのバンドなのだ。
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活きのいいパンクのサウンドにキャッチーでノリのいいメロディで、男気溢れる曲が次々と打ち出されると、フロアはドッカンドッカン激しく荒れ狂う。GOBも休まず、一気に飛ばしまくる、跳ねまくる。時おり前3人が整列してギター・パフォーマンス場あり、それはまるでマシンガンをゆっくり連射しているように、ヘッドが左から右に揃ってきれいに流れていく。クレイグとトムは、ストラップを滑らせベースとギターをグルグル上半身で回す曲芸付き。テオがトムを肩車して、そのままギターをかき鳴らしたり、芸人魂炸裂のパフォーマンスは弾けた曲同様、めちゃくちゃ楽しい。数多くのライヴで鍛え抜かれたパフォーマンスで、フロアを引き込み沸かせ、エキサイトさせる。
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日本でもすっかりお馴染みになった、デビュー・アルバムからのシングル"Give Up The Grudge"で最高潮に達し、所構わずぶつかり合うフロアの人波のうねりは最大級に激しく、あちこちで両手を揚げて流されるダイバーたちもどんどん打ち上げられる。ステージ、フロア両者とも馬鹿騒ぎしまくった衝撃のライヴは、"Ming Tran"でクレイグが観客にダイヴして終了した。たまたまシンプル・プランを観に来てGOBを初めて観た人もいたでしょう。どうでした?ステージ上の4人がめちゃくちゃハジけてて、観てる私たちお客までめちゃくちゃ楽しくなる。途中、「G-O-B-GOB!」なんて掛け合いもやらされたけど、"No Regrets"や"I Cut Myself, Too"のような調子いいリズムを弾かれたら、体全体ゾクゾクしてむちゃくちゃ飛び回りたくなるほど、ハッピーになりませんでした?
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- set list -
Lemon-Aid / No Regrets / Beauville / Oh! Ellin / Soda / Paint It Black / What To Do / On These Days / I Cut Myself, Too / Give Up The Grudge / I Hear You Calling / Ming Tran
report by ali and photo by maki |
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