The Coral @ Osaka Big Cat (17th April '03)
叩けば出てくる無数の誇り
かなり意表をつかれたのが"God Knows"。『Skeleton Key EP』に入っていて私のお気に入りでもあるこの曲。実は誰が歌っているのか気になっていたのだが、マイクに向かったのはそれまで黙々とギターに専念していたリー。一体The Coralには何人の歌い手がいるのだろうか(笑)ジェームズの主旋のヴォーカル・ラインの上下3音を取ったニックとポールのコーラスも抜群。ポールはジェームズよりも「ええ声」の持ち主だったりして。
ライブ中盤、来月リリース予定のアルバムに入るのであろう新曲も披露された。先行シングルとしてすでにリリースされている"Don't think you're the first"、リーが歌う曲、そしてアルバムの軸になりそうな予感の"Gypsy Market Blues"。『The Coral』とは違う印象を受けたが、よりバンド色が濃くなったそれぞれの曲。「ジプシー」に「ブルース」…タイトルを見ているだけでも、隠されている引き出しはまだまだありそうなことを予感させる。贅沢を言うなれば、次のアルバムでは『The Coral』でお目にかかれなかったリーやビルの書いた曲が聴ければいいのに。怒涛の"Skeleton Key"を最後に本編終了!
|

と、だんだんと暴走の予感…はっは〜ん、本領発揮の時間ですか!ジェームズ君!?ギターをニックに託すと向かうはイアンの所。なんとスケリー兄弟によるツインドラム・ショーが始まってしまった。オーディエンスも目の前で繰り広げられるさんご劇場に大爆笑。そんな中でも職人技に徹するリーとビル(やっぱりバンドにはこういう人もいないとね!)。長い脱線の末、上半身裸のニックとジェームズはフォークダンスでステージを去っていってしまった。春の嵐を巻き起こしていった。
|
第二幕に登場したのはいいけれど、とうとう本性を発揮し始めたジェームズとニック。ジャケットどころかTシャツまで脱いでいる…セクシーと言うよりは高校生の休み時間の光景のようで笑ってしまった。アンコールはスペシャル・バージョンの"Good Bye"。というのも1コーラスから延々10分以上に及ぶフリーセッション・タイムに突入!ジャズを感じさせるドラムのリズムや、自己満足的なギターのフレーズが刻まれたりと、まだまだThe Coralの潜在能力は計り知れない。
|
興奮冷めやらぬ今日、楽しみに待っていたフジの第二弾の正式発表があった。そこにはThe Coralの名前が!今回の来日公演に行かなかった人、行けなかった人、彼らのライブを見てください。私達はすぐに音楽をカテゴライズしたくなるけれど、そのことによって本当のバンドの「自由さ」を見逃しているかもしれない。また苗場という場所で伝説が生まれる予感がするので。
--SET LIST--(原文のまま)
1 .Spanish Main / 2 .Bad Man / 3 .Don't think you're / 4 .Calenders & Clocks / 5 .Follow the Sun / 6 .Pass it on / 7 .Simon Diamond / 8 .Bilk McCai / 9 .God Knows / 10.Dreaming of you / 11.Gypsy Market Blues / 12.Shadows Fall / 13.Skeleton Key / 14.Good Bye.
|
report by kuniko and photos by ikesan
|
|
|