
うおおおお何だこれは。尋常じゃないグルーヴ。尋常じゃないグルーヴ。確かにこ
のリズムは超協力で踊り出さずにはいられない気持ちがわかる。はい、この辺で告白
します、実はADFを生で体験するのは初めてなんですねボク。でもちょっと待ってく
ださい、少しだけ態勢を整えさせてください、油断してたのは謝るんで。といっても
誰も聞いちゃあいねえ。相変わらず続く周囲の暴動から必至にバッグを守ることで精
一杯の俺(だって修理したばかりのストラップごと引きちぎれられそうなんだも
ん)。と思ったら今度はボーカリストが二人まとめてステージに。大喜びのオーディ
エンスと泣きそうな俺。少しはこっちの状況も考えろ、出て来るの早すぎだよバカ
(今こうして思い返してみると見事な逆ギレですね)。
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怒号。
かんべんして下さい。歓声、っていうレベルじゃない。誰も怒ってもいないのに怒
号ですよ、怒号。周囲がいきなり荒れ始める。でもって間髪要れずドラムス、ベーシ
スト、太鼓叩き、ギタリストも登場。太鼓だったかドラムだったかリズム・ループ
だったか(悪い、本当に覚えてないんです。これでもレポーターか)、とにかく第一
音が鳴り始めた。その瞬間なにかのスイッチが入って、四方八方の猛者どもがドッカ
ンドッカン暴れ始める。とりあえず乗り遅れて邪魔だとばかりに軽くフッ飛ばされる
軽量の俺。刺青が入ったゴツイ兄ちゃんはともかく、150センチ強の女の子までにま
で容赦なく突き飛ばされてピンボール状態。しかし休む間もなくベースの音が響き出
す(これは目や耳じゃなく体で体感できた)。
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