Asian Dub Foundation @ 赤坂ブリッツ (2nd April '03)
4時間ノンストップ

終わると、エイドリアン・シャーウッドのDJが始まる。ダブ/レゲエ〜ブレイク
ビーツ〜ドラムンベースを行ったり来たりする選曲はさすが。ただ、DJといってもス
テージにセットを組むのではなく、PAのコントロールのブースでPAのミキサーをじか
に操作してのプレイだった。だから、ずっとステージを観ていた人は気付いたかな?
ブースの周りは局所的に盛り上がっていたけど。音源はターンテーブルらしきものは
見当たらず、音源は何を使っていたか分からなかった。
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ライヴと言うよりもパーティーと言った方がふさわしかった。ダブ漬けの4時間
弱。こんなパーティーが増えると面白いと思う。
19時を少し過ぎたころにブリッツに着くと、すでに「ドーン、ドーン」と重低音が
響いている。Dry&Heavyが始まっていた。ロビーにはビールを求める長い列で混み
あっていた。フロアに入ると、こちらも人でいっぱいで後ろまでギッシリ詰まってい
る。Dry&Heavyはフジ、朝霧、ライジングサンとフェスで観る機会が多い。その度に
気持ちいい音を聴かせてくれていて、この日も響く低音が気持ちよい。それと、マイ
ちゃんの伸びやかな声がいい。最後はADFからギターのチャンドラソニックとベース
のDR.DASが参加する。フジのときもADFから飛び入りがあったように、このバンドと
の絆を感じさせる。
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エイドリアンのプレイは1時間くらい。21時を過ぎてエイジアン・タブ・ファンデ
イションが始まった。まずは演奏だけでフロアを煽ってから2人のMCが登場する。こ
のスペックスとアクターという2人の新しいMCがいるおかげで、ライムを2人で分け
合ったり、漫才風のMCをしたりと、このバンドがもっと自由自在になったような気が
する。しかも、この2人は妙に日本語の発音が良くて「騒げ〜」とか日本人のラッ
パーみたいで面白かった。
"Real Great Britain"や"New Way New Life"など今までの曲も相変わらずのテン
ションの高さで、違和感なく聴ける。"ENERMY OF THE ENERMY"の最後で「ナンバーワ
ン・テロリスト、ジョージ・ブッシュに捧げる」と言ったりして、各所に今回の戦争
批判を組み込んで、彼らの立場を鮮明にしていく。
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パーカッションが入ったおかげでリズムにふくらみが出てきた。バンドの幅が広
がって、もっと余裕を持って楽しめるようになった。だけど、もちろん彼らUKエイジ
アンを取り巻く環境は厳しいだろうし、「ナンバーワンテロリスト」が起こした戦争
だってやっている。そんな世界の中で、あくまでも踊ってやろう、楽しんでやろう、
という姿勢がエイジアン・ダブ・ファンデイションにとっての政治と直結しているの
だ。音楽、ライフスタイル、政治的姿勢の3つが、つながっている/つながるざるを得
ないところから発せられるパワーがフロアを踊らせるのだと思う。前回の来日と比
べ、パワーはそのままに、フトコロが深くなったような気がする。 |
| 本編最後は"Naxalite"そして"Free Satpal Ram"。彼らが闘う根拠、原点を確認す
る曲を続けて締める。フロアは大盛り上がり、というか自分は最後方にいたのだけ
ど、ここまで踊っている人がいるライヴもそうそうない。彼らの「Community
Music」とはオゾマトリと同じで、どこであっても祭りにしてしまうパワーなんであ
る。
この日はそんなわけで4時間弱をノンストップで楽しんだのだけど、ぎゅうぎゅう
詰めの赤坂ブリッツじゃなくて、もっとスペースあった方が良かったと思うし、長い
時間過ごすのだからビールや水だけでなく、ちゃんとした食べ物も欲しかったと思う
・・・とか考えていると、それってフェスじゃん。やっぱりこの日の3者はフェスがよく
似合うということで。 |

report by nob and photo by maki |
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