ライブ中盤、ぼやくような吉野のMCが突然昔馴染みの曲を前振った。
「生まれてきたからには、いつだって危機一髪だぁ...」
耳慣れた曲の予感に歓声があがる。"男子畢生危機一髪"。わざわざ客受けを計算し
てセットリストを考えるタイプのバンドではないように思う。きっと演りたいから、
演った。それだけなんだろう。それでもこの時と、終盤の"雨曝しなら濡れるがいい
さ"という移籍前の共に名曲は明らかに客に沸点を与えていた。

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その勢いのまま本編終了。アンコール1曲目は新作から"世界は鳴り響く耳鳴りのよ
うだ"。吉野の悲鳴のような歌声は、またもや尋常ではなく気持ちを揺さぶってく
る。決してキャッチーな部分ではない。それなのに何よりも耳に残る。異論もあろう
が、言い切ってしまえばこれがイースタンの最大の魅力である。少なくともそのひと
つだ。絶対にライブで聴くべきだ。繰り返しそんなことを思う。
セットリスト
自由 / 走る自画像 / ポケットから手を出せないでいる / 男子畢生危機一髪 / 浮雲 / 東京快晴摂氏零度 / 破戒無慙八月 / サヨナラダケガ人生ダ / ズッコケ問答 / 雨曝しなら濡れるがいいさ / ドアを開ける俺
世界は割れ響く耳鳴りのようだ / 夜明けの歌
report by joe and photo by maki
なお、写真は東京公演のものを使用しています。 |