Andrew WK @ 赤坂ブリッツ (18th March '03)
「アンドリューって、一曲終わるたびに息切れして、しばらく下を向いたままじゃん。たぶん、あんだけ激しいアクションで力使い果たして、ゼーハー、ゼーハー言って辛いんだと思う。でも、顔を上げると、ニコーって笑顔になるの。白い歯が光ってさ。スゲーよな。やっぱプロフェッショナルだよ」
始まる前、黒いTシャツの奴らがやたら多い。もちろんアンドリューWKのTシャツが一番多いけど、スネイル・ランプ、バック・ドロップ・ボムみたいな日本のハード系や洋楽メタル系のもいるし、ピンク・フロイドのTシャツのやつまでいた。かかっているBGMはモロに80年代のLAメタル(?)。音が軽くて産業メタルとか蔑まれてきたけど、今聴くとなかなかいいじゃないか。
始まる前、最近行ったライヴの中では一番フロアが熱狂していた。メンバーが登場したところからすごい歓声、手拍子の嵐。MCがアンドリューをコールすると、毎度おなじみのグレーのTシャツにジーパンという格好のアンドリューWKが登場して、いきなり"It's time to party"をぶちかます。「When you're standin' there ?」「Its time to Party!」とフロアとのコール&レスポンスも完璧だ。
ステージを所狭しと駆け回り、ジャンプして、無駄に速い腕の動き。ステージの労働量はおそらく世界で一番だろう。"She is Beautiful" のイントロをラモスそっくりのジミーからギターを借りて弾いたり、お客さんをステージに上げて肩車したり、"I love NYC"の「ア〜イ・ラヴ・ニューヨーク・シティ」を当然のように「ア〜イ・ラヴ・トゥ・キ・ヨォ」に変える(去年のライヴでは「トウキョー・シティ」だった)。そんなサービス精神のかたまりにフロアは大盛り上がり。Tシャツ一枚でも暑くてたまらん。
だけど、何でこんなにまでして、みんなを楽しませようとするのか、そして何でこんなに盛り上がれるのか。歌っている内容はパーティーのことばかりだし、音は売れ線のハードロックだし、アンドリューは大して声が出てないし、Tシャツはいつでもねずみ色だし、友人曰く「アンドリューは全然格好良くない」。でも、何でこんなにも素晴らしいライヴになるんだろう・・・ステージで暴れまくるアンドリューを観て目頭が熱くなってきた。アンドリューWKで感動するというのもおかしな話だけど、この日、朝10時に目が覚めて、テレビつけたらブッシュが演説しているんだよ。こんな最悪の日の夜、世界を平和にしているのはどっちかって、断然アンドリューでしょ?もちろん、アンドリュー個人がどんな思想を持っているかは知らぬ。つーか、彼の思想は「とにかくパーティーを楽しめ!吐くまでパーティー!」なだけなわけで、おれはこうして必死に楽しませようとするアンドリューに不覚にも涙したのだった。そして彼の一挙手一投足にゲラゲラ笑い、叫ぶのだ「It's time to PARTY!」と
thanks、マーブルリヴァー、らいすけ、まゆぽん
report by nob.
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