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う、うわああ〜! い、いったい今は1990何年?こっ、これはストーン・ローゼズのシークレット・ギグ?? 1曲目にいきなり"DRIVING SOUTH"のイントロのギターがうねり、さらに大好きな"MADE OF STONE"へと続いた瞬間、私の頭はすっかり混乱してしまった。ストーン・ローゼズ解散後いち早くその影を振りきり、シーホーセズを結成したのが1997年。それ以来久々に見るジョンの姿が今すぐ目の前にある。なのに聴こえるのは紛れもなくストーン・ローゼズのあのグルーヴ感あふれるギター。そしてお客は狂喜乱舞でクアトロの床を揺らし、大合唱が起きている。
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| 久しぶりに聴く曲の懐かしさに心の半分は「うわ、こんなの信じられん!」とウルウルしながら歌っている。だが、もう半分は、「これでいいのか?ローゼズを踏み越えたジョン・スクワイアを見に来たんじゃないのか?」と自問自答を繰り返す。もちろん今回のツアーでローゼズの曲をやる事はわかっていた。だが、せいぜい終盤、アンコールのお楽しみだろうとタカをくくっていたのだ。まさか頭っからこんな先制パンチを喰らうなんて…。 客席から「ヨリ戻せ〜!」なんて声がかかると大爆笑。いや、今でもこんなにローゼズな音が出せるのなら、マジでそう思ったって不思議はない。お客は断然「ローゼズわが青春!」派の男性が多いが、当時を知らぬ若い女の子達も、負けずにキャアキャア。3曲目、ソロ・アルバムからの"JOE LOUIS"になって、ようやく少し落ち着きを取り戻す。そう、これこそ今日見るべき新たな彼の姿だ。初めてソロ・アルバムを聴いた時は、彼が歌うという事自体がとんでもない驚きだった。だが、目の前の彼はバックの音に埋もれがちながらも、楽しそうに歌っている。客席からの「ウェルカム・トゥ・オオサカ!」の声にもニッコリ。 |
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ソロの曲が続いて現在モードになったかと思うと、再びローゼズの "SHE BANGS THE DRUMS"で皆が揺れる。これはオリジナルよりもコンパクトに走るロックン・ロールなアレンジ。そしてディランの「天国の扉」にも似た"ALL I WANT IS YOU"へ。こういうちょっと枯れた味の曲もいいんだよな。ローゼズ、非ローゼズの温度差は歴然ながら、彼はまるでそれを楽しんでいるかのように行き来する。 終盤は再び合唱の"WATERFALL"から"HOW DO YOU SLEEP"さらにイアン・ブラウンもやはりソロのライヴでやっていた"FOOLS GOLD" への3連打。ファンキーなリズムに絡むように歌うジョンと負けずに追う客席。ローゼズは終わらないのだとばかりにギターを弾きまくる彼を見ているうちに、これは彼が過去にすがったのではなく、本気でローゼズのすべてを真正面から背負っていく決意なのだと思えてくる。 |
| アンコールで再びローゼズの"TIGHTROPE"に歓声が上がった後、偉大なるジョー・ストラマーに捧げるといって彼が始めたのは、何とクラッシュの "I'M SO BORED WITH U.S.A"。おいおい、今までのどんな曲よりもエネルギッシュだし、ジョンの声もよく出てるんじゃないか?ああ、好きなんだねえ。一緒にU.S.A!を連呼しながら、思いもかけぬうれしさでエンディングとなった。 かつての盟友イアン・ブラウンはソロとして、マニはプライマル・スクリームの一員として、もはや元ローゼズの肩書きなど不要なほど着実にわが道を歩む一方で、ようやく己の一歩を踏み出したジョン・スクワイア。その過去と現在をめぐってこれほどまでに心が揺れるショウになるとは思わなかった。改めて痛感したローゼズという伝説の大きさ。それがこの先彼をどう変えていくのか。まだ旅は始まったばかりだ。 |
| -- SET LIST --
1.DRIVING SOUTH ---------
13.15 DAYS |
![]() report by ikuyo and photo by ikesan |
| The official site is - http://www.johnsquire.com/ |