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2001年の秋、ベン・フォールズ・ファイヴ解散後ソロとして初の来日から1年半。今回は何と彼一人きりのピアノ弾き語りライヴである。来日に先がけてのライヴ盤もリリースされたが、家でそれを聴いてるぐらいなら、とにかく会場に行くべし!というわけで、この日の大阪はあいにくの雨ながら開場待ちの列は延々。前回は椅子付きホールだったが、今日はオール・スタンディングだ。できるだけ前にと人ごみをすり抜けて左端で待機する。 定刻を10分ほど過ぎて幕が上がると、ちょうど黒のシャツにパンツ姿のベンがピアノに向かう背中を見るような形で顔はよく見えない。それでもこの近さはうれしいぞ。"EDDIE WALKER"でちょっとエルトン・ジョン風にスタートしたと思ったら、次の"ZAK AND SARA"のイントロに大歓声!CMに使われた事以上に、この曲は皆のお気に入りなのだ。腰を浮かしてぶっ叩くピアノに手拍子が起こり、ラララ〜のコーラスもバッチリ。この日の雨にサービスな1曲はバカラックの"雨に濡れても"。ベン・フォールズ・ファイヴ時代のノリノリの曲"PHILOSOPHY"や"KATE"に意外に場内が静かなのは、ソロになってからの新しいファンが多いのかな?昔からの熱心なファンらしい外人さんがいて、懸命に古い曲のリクエストを叫ぶ。その声に応えたベン、古い古い曲だと言って"ROCKY" 歌い出すものの、「後は忘れちゃったよ〜」と途中まで。それでもいちいち応えてくれる距離の近さはこういうハコならでは。彼も「小さいところでやるのはいいよね、皆の顔も見えるし」とご満悦だ。 「さあ、ホーン・セクション参加の時間だよ」 え?今日はベン一人じゃないの? ああ、口でやるのね。ハイ、ピアノに合わせて♪パパッパ〜、パラッパッパ〜。もう1つ高い方も。コーラス指導する彼と私達。まるで音楽の授業みたいな図だけど、すごい!ピアノが鳴り止んでも完璧ハモッてるよ。"ARMY"が始まり、いよいよ本番、ワン・トゥ・スリー! ノリノリの手拍子と共に踊りながらハモってると、すっかり気分は教会でゴスペルだ。 大好きな"STEVEN'S LAST NIGHT IN TOWN" は、ピアノだけのちょっとジャジーなアレンジのせいもあるのか、お客は意外に静かで残念と思ってたら、そのうちドンドコドンと音がする。あれ?ベンが床を蹴る音だけじゃないとステージを見ると、いつのまにかドラム・セットが運びこまれ、ドラマー、ベン・フォールズが。石原裕次郎の映画の嵐のドラマーのシーンじゃないが、もう叩きまくりの彼に何度も歓声が起こる。ドラム叩ける事は知ってたけど、いや〜、お見事! 再びコーラス指導が始まったのは "NOT THE SAME"。♪あ〜ああ〜。今度は3部に分かれるのが少々むづかしい。でも、曲の中のほんの短いフレーズでさえ、彼がこんな風に一つ一つ音を組み立てているのが改めてわかる。最後はピアノの上に仁王立ちで熱血指揮者と化し、見事に締めくくっての本編終了となった。 続くアンコールのラスト、「悲しい曲だからマイナー・キーで歌うのがホントだよ」と思いきり悲しそうにベンが歌い出したのは、「そ〜りゃ、な〜いさ、急に」。そう、お約束の「金返せ」のマイナー・アレンジ版、sad version だ。別れた彼女に金返せなんて、確かに未練たらたらな歌だもんなと納得しつつも大爆笑。ここは日本のファンたるもの、どんなアレンジで来ようとも応酬すべしと最後までsad versionを完奏して終了となった。とても一人なんて思えない程の中身の濃さでとことん楽しませてくれたベン・フォールズ。こんなに歌って笑って大忙しなライヴって久々だ。おっと危ない、気がつけばまた口ずさんでるぞ。♪パパッパ〜、パラッパッパ〜。いやあ、完全にやられたね。 --- SET LIST ---
1.EDDIE WALKER report by ikuyo |
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The official site is http://www.benfolds.com/
Ben Folds Five
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