| ほどなくして会場が暗転。地響きのような轟音が鳴った瞬間、フロアの人々がものす ごい勢いで、ドッと前方へ押し寄せた。ここからすでに、場内のただならぬ熱気が轟 音と共に体にビリビリ伝わってくる。そして、ヨーロッパの"The Final Countdown"のSEが流れると、そこに何千もの人がいるかのような大きな歓声と、オイオイ・コール。天井に向けられた無数の拳に迎えられ、メンバー登場。少し遅れて、ノッポさん、ヴォーカルのコリン登場。「コンバンワ、トキオー!」待ってましたー!一発目は、アルバム同様、"I'll Find You"。ウォーミング・アップもままならない内から、メンバーもフロアもハイ・ジャンプ。芋洗い状態のフロア、そしてより一層熱の入るオイオイ・コール。この爆発的な盛り上がりは凄まじい! |
| "Answer"、"Dissolve"、"Drowning"と縦ノリロックが立て続けで、初っ端から猛烈ジャンプの連続だ。コリンも天井に頭をぶつけるんじゃないかってくらいにハイ・ジャンプを繰り返す。ギターのポールは、最初からマシンガンを乱れ撃ちしてるかのようにギターを振り回し、クルクル回り、コロッとした体も軽々ジャンプする。コリンと衝突しながらも狭いステージを左右に動き回るもう一人のギターのラリー。 |
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この人たちのテンションの高さとパワーはどこから沸いてくるんだろう?そのパワーに観客のボルテージもグングン上昇し、一体になってものすごい激しさと熱気だ。ハードな中に繊細なメロディがふんだんに盛り込まれたロック。飛び跳ねさせるエネルギッシュな曲では、コリンの大口シャウトはより激しく迫力も増し、観客を煽る。大合唱だって聞こえる。これで楽しくないわけがない。 |
![]() report by ali photo by maki |
ポールの歌う"Silver"、ラリーのヴォーカルがコリンと掛け合いのように聞こえるシャープな"Shine"。観客のジャンプは、ステージ上の長身のコリン(180センチ以上はあるでしょう)の目線と同じ高さまで飛ぼうとしているかのよう。高い、高い。あれはバネついてるね、靴に。そしてもちろん、ダイヴも乱れうち。コリンはダイヴする人の手をガシッと掴んだり、狂喜乱舞でジャンプする人々にカワイイ笑顔で手を振る。この笑顔、絶対バンド内最年長27歳には見えない。あどけない表情。カワイイ!フワフワのアフロは、彼が回転したりジャンプするたびに、羽毛のように柔らかく揺れる。フワッフワ。メンバーもフロアも、とにかくそこにいるすべての人が楽しんでいる。彼らのカッコよさに惹きつけられ、夢中になり、がむしゃらに体を動かす。ものすごく気持ちのいいライヴ! ハンドレッド・リーズンズの曲の不思議なところは、"Falter"や"Oratorio"のようなスローな曲でも、熱気と観客の動きが止まらないところだ。新曲の"Lullaby"や"My Sympathy"、ミニ・アルバムに収録の飛び曲"F1"、『ep TWO』に収録されている"Soapbox Rally"など、馴染みのない曲が続いても、フロアのテンションは下がることがない。すべての曲に通じるのは、体に気持ちのいいメロディとリズムであり、それが自然に体をジャンプさせ躍らせる。演奏もヴォーカルも完璧で、それは数多くのライヴをこなしてきた余裕と自信の表れなのか、と感心していると、ラリーがイントロのギターでちょっとしたミス。ラリー苦笑い。ま、そんなこともあるよね。CDで聴く以上に激しく、勢いがあり、ソフトなメロディは爽快感たっぷり。そのエキサイティングなステージは、見ている人にハンドレッド・リーズンズを強く印象づけ、衝撃を与える。 |
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