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昨夏のフジロック2日目。前日、師匠パティ・スミスのヘヴンでの夢から覚めやらぬ頭で向かったレッド・マーキーで、ガツンと一発!喰らわせてくれたのがハンドレッド・リーズンズだった。曲も何も知らずに行ったが、ヴォーカル君を始め、とにかく皆ステージで跳びまくる。そのエネルギッシュなステージに前方は大暴れエリアと化した。次に控えるザ・ミュージックの「壮絶マーキー札止め伝説」の興奮も、実はこの時既に始まっていたのかもしれない。
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あれから半年、初の単独公演での再来日だ。後になって聴いたアルバム[IDEAS ABOVE OUR STATION]は、とりわけ新しくはないが、爆音疾走の中に一瞬光るメロディにやられた。ロンドン郊外の出身だから、一応はUKロックだが、今時パンク、エモコア…。う〜ん、呼び方はとにかくあのパワーだ。今日はカウンター避難が無難かも、と思って行くと、これがびっくりするほど人が少ない。おいおい、あの時マーキーで盛り上がった皆はどこ行ったんだ?? それでもこれ幸いと最前左端でスタンバイしていると、定刻を15分程過ぎ、懐かしの大ヒット、ヨーロッパの"The Final Countdown"が。まるでプロレスの選手入場なオープニングに場内大ウケ。コンニチワ〜!の絶叫と共に"I'LL FIND YOU" でスタートするやいなや、ヴォーカルのコリンを筆頭にドラム以外のメンバーが前後左右に入り乱れて跳ぶ、跳ぶ、跳ぶ。金髪崩れアフロなイメージが強かったコリンの頭は、さらに崩れてバサバサ・カーリーになってもうユサユサ。フジでも強烈だったあの走り跳びアクションの連打だ。カメラさん、今だっ!この瞬間だよっ!とこの夜何回思ったことやら。
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残る4人の叩き出すドカドカ音にも負けないぶっといヴォーカルと、そこに時折重なるコーラスの爽快さ。こっちも歌詞なんて知らなくても、拳振り上げて叫びまくる。"DISSOLVE"ではその合間に右端にあるキーボードもしっかり弾いてと大忙しだ。新曲も交えながらビシバシ突っ走るセットはどんどん過熱し、いつのまにかダイバーも出て、スタッフが大慌て柵前に走る。かと思うと、「THE ROCK ROCK バーの人、いる? 昨日はホントにごめんね」と突然の謝罪が。ん?店で何をやらかしたのやら。それでも「今日この後も行くからみんな来てね」と懲りてない様子。終盤、彼ら一番の泣き曲、"FALTER"では皆も手を上げて揺れている。シンプルかつドラマティックでコーラスのハモりも印象的な1曲、ああ、生だとやっぱりグッと来るよ。 コリンとラリーの二人だけで披露した裏"FALTER"とも言うべきスロー・ナンバー"AVALANCHE"でもそうだが、暴れ曲の谷間だけにふと見せるメロディが何より際立つ。ライヴでのこの持ち味は「歌ごころ」と骨太ロックの「パワー」を併せ持つステレオフォニックスにも通じる気がするな。再度メンバー全員で"WHAT THOUGHT DID"に突入する頃にはまたまたダイヴ続出!アンコールなしでラスト"IF I COULD"まで1時間きっかりの疾走ライヴは本当にすがすがしいものだった。直球エネルギー全開、その圧倒的パワーと、隙間にキラキラ光るメロディの素晴らしさ。両者が紡ぎ出す彼らの魅力「100の理由」。それはどんな言葉よりも確実に、この汗だくの身体が知っている。 |
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--- set list (原文のまま) ---
1.I'LL FIND YOU |
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Hundred Reason |
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