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今年ライヴ一発目は、フーバスタンクだっ! イエイッ! 試聴機で1曲目を聴いて即買いが大当たり。このバンド、カッコイイじゃん!1曲目が それだけ強烈なインパクトのものならば、他の曲もイイに違いない。その勘は見事に 的中。アメリカン・ロックに今時のヘヴィ・ロックのテイストを程よく盛り込んで、 爽快さとスピード感としっとりさで最初から最後までどれだけ聴いても飽きない。ラ イヴもアルバム通りのカッコよさと疾走感で駆け抜けた1時間ちょっと。曲のよさは 申し分なく、ダグのおもしろニホンゴや、ミネラル・ウォーター投げ大会(ほんとの 大会ではない)の余興などのお楽しみ付き。この日は、アルバム『hoobastank』の全 ツアー最終日という、貴重なライヴ。見逃した?もったいないなぁ。 フーバスタンクのカッコよさにやられた人々が、楽しみな思いとハジけるやる気を抱 いて赤坂ブリッツに集結した。・・・ダフ屋で人気を計るわけじゃないけれど、一人 しかいない。チケット裁きにも全然力が入ってない。余りチケットの告知を出す女の 子たちと「売れないねー」なんて、寒さがよりサムくなるような会話も聞こえた。そ りゃー、サマーソニックはひどかったよ。音響のせいか、ダグの体調不良のせいか、 何が原因にしたって、声も出ていなければ音程もひどかったあのステージは、盛り上 がりと期待にボウボウ燃えたぎった私のフーバスタンク熱を一瞬にして冷ました。 ひょっとしてあの時幻滅したのは私だけかもしれないけれど、今日はしっかりやって よ!という思いで会場入り。会場に入ってみると、ほどよく満員。ステージには "hoobastank"のバンド・ロゴが見える。今日まで聴きこんだアルバムの曲が、もう すぐここで始まるのだ! 「コンニチワ」ダグの流暢なニホンゴの挨拶で登場したメンバーが一発目に食らわせ たのが、"pieces"。やっぱりカッコイイじゃない!"ready for you"と続けて、鋭い ギターと疾走感で気持ちがいい。フーバスタンク上陸!ちょっと気になるのが、メロ ディ・ラインが違うこと。これはいいのか悪いのか。だって、一緒に歌うと、キレイ にハモっちゃうんだもん。できれば、CDそのままのメロディ・ラインで聴きたいとこ ろだけど、これもまた新鮮で良しとするか。「サマーソニックには来た?」で" hello again"スタート。お久しぶりです。この曲がこんなにポップで気持ちのいい 曲なんて!イイ曲だぁー! スタート時から盛り上がった会場は、パワーを落とすことなくジャンプの連続。激し く踊る人たち、両手を大きく広げ満面の笑みで一緒に歌う人たち。"running away" で、ダグの"You guys help me out with this song"の言葉通り、大合唱はブリッ ツ中に響き渡り、これにはダグも大満足の様子。"better"や"too little too late"、"let you know"のポップなロックでは、場内はハイテンション。アルバム最 後を飾る"give it back"は、しだいに盛り上がり爆発するダグのヴォーカルととも に、場内も小さく小さく、そして徐々に大きく最後にドカーン!と盛り上がる。みん なの、フーバスタンクが大好きだぁ!光線はばしばしステージに向けられる。鋭いギ ターと重く唸るベース、スピード感を煽るドラム。この3人の演奏に乗ったダグの力 強さと儚さを持ち合わせた耳に心地いいヴォーカルで、フーバスタンクのクールなサ ウンドは完璧に出来上がっている。爽やかさとスピード感の中にちょっとした無機質 さを感じさせる、そこがきっとフーバスタンクのカッコよさなのかもしれない。最初 はメロディ・ラインのズレから、CDで聴くほうがカッコイイと思ったけれど、いやい や、ライヴは何十倍も素晴らしい! アルバムが1枚しか出ていないとなると、それ以外の曲も聴いてみたくなるもの。古 い曲を歌うよ、という紹介で始まったのは、1997年のちょっとメタルなかんじの入っ た"earthsick"。アルバムに入っていない"never saw it coming"は、軽快なロッ ク・ナンバー(これは古い曲ではない)。こういった聴いたことのない曲を聴いてみ ても、彼らの音楽的センスは今も昔も変わらず、これからもきっといいアルバムを出 し続けてくれるだろうと期待も高まる。この日を最後にツアーが終わり、次のアルバ ム作りに入るらしい。早く次のアルバム出してね。 ハイテンションとは打って変わって、落ち着いたスロ−・ナンバーの"to be with you"。漂う冷たい空気と孤独感。水を打ったようにシンとした中、曲は終盤を迎え 「with you...」と囁くような声が静寂の中に徐々に消えていく。・・・これもまた フーバスタンクのステキな曲の一つ。ステキ。深くかがみこむダグ。・・・が突然 「バンザイ!」と両手を上げて叫んだ。ズルッ。なんだっ、この人!?かなり面白い キャラの持ち主。「ちょっと待って、ちょっと待って」という言葉は日本人のまま。 曲の合間には、これでもかってくらい、ペットボトルの水を投げる。肩がいいのか、 2階席にも余裕で届く。そこで出た言葉が「お水Rocks!」。それは何ですか?そんな おかしなMCあり、会場から太い声で投げられた「Love you!」の言葉に、「俺も。で も、キスはしないよ。」だって。おかしな人です。 ライヴも終盤、やっとあの曲が来た! "crowling in the dark"だ! みんなに捧げる 歌、という言葉で、待ってましたとばかりに場内の熱気はピーク。ギターのイントロ を聴いただけでゾクゾクする、ダダダダンッでドラムが始まると、あー、背中の リュックとダウンが邪魔・・・。群集の中に飛び込んで、バンザイ・ポーズでジャン プしたい!この爆発的盛り上がりのこの曲で、タートルネックの分厚いセーターを着 てきたことをひどく後悔した。悔やみながらも、この曲をタップリ堪能。そしてその 盛り上がりを引きずったまま最後は、"remember me"。終わってしまった・・・。 "see you soon"の言葉を残し、彼らはステージを去っていった。 ダグの顔が日本人顔だからか(失礼ですが、ハーフのわりに顔に外人ぽさがまったく ない)、他のメンバーのダン、マークーとクリスがあまりにも普通なお兄さんたちだ からか、とても親近感を覚えるバンドだ。オーラをガンガン放っているバンドよりも いいような気はする。外見よりも、すんなり耳に入ってくるストレートなメロディ と、一緒に歌いやすい歌詞、シンプルなのにカッコイイ。そこがフーバスタンクの良 さなんだろうな。次のアルバムにも多いに期待。なので、形を変えずフーバスタン ク・ロックで次もよろしく。 --- set list ---
pieces report by ali. |
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