Mo'some Tonebender @ Shinjuku Liquid Room (20th Dec '02)
やり取りのあるライヴ
やり取りのあるライヴを観たい。一方から音やメッセージを受けとるのでなくて、メンバー同士やバンドとお客さんと、音やエネルギー――大げさな言い方だと魂をやりとりしているライヴを観たい。
今まで、モーサムトーンベンダーのライヴはバンドのエネルギーがすご過ぎて、お客さんが呆然として立ち尽くすのだった。それはそれで良かったし、去年から今年にかけてバンドが猛烈に変化していく様子に立ち会えて感謝なのだが、この日のライヴは、とうとうそのエネルギーが循環し始めたと感じた。今年1年、充実した彼らのライヴの東京での締めくくりがこうなったのは、お客さんたちがエネルギーを返すようになったからだろう。 |

彼らは観るたびに新たな「ネタ」を仕込んでくるのだけど、この日の武井はリーゼントにサングラスで登場して、横浜銀蝿を思い出させた。ツッパリハイスクール・ロックンロール。それから"DRUM & NOISE"で武井は突然スティックを持って太鼓を乱れ打ち。変なポジションに太鼓があるなぁと思ったら、このためだった。その曲からモーサム風人力トランスの"LAKE SIDE"へのなだれ込みも良かった。 |
いつもならラストに持ってくる"未来は今"〜"HigH"〜"echo"が中盤で演奏されるし、激しい曲で終わると思いきや、"ONE STAR"でめちゃくちゃスローでディープ、かつサイケデリックな世界で余韻が残るようなラストだった。
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| 狂っていてヘヴィな演奏から綺麗なハーモニーの中間部をはさんで、元のヘヴィに戻る"DUMDUM PARTY"みたいに遊んでるところと真剣なところ、ハードでヘヴィなとこ
ろとサイケでフワフワしたところが混ざりあって、このバンドはまたひとつ段階を上
がった。以前このバンドのことを「さなぎが蝶になる瞬間」と書いたけど、それから
1年たって、その蝶がとてつもなく高いところで飛び回っているようになった。その
ジャンプのきっかけになった曲の"未来は今"〜"HigH"や"見知らぬところ"のときの
バーーンと視界が開けた感じは強烈だ。 |
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下北沢シェルターから2度のフジを経てリキッドルームへとライヴを重ねて大きくなってきて、それにつれて立ちすくんでいたお客さんも"冷たいコード"での「オイッ!」のように、どのように返したらいいのか出来上がってきたかに見える。でも、このバンドはまだこれからなのだ。このような変化の過程をリアルタイムで見ることができるのはとてつもない幸福でなのある。 |
---setlist---
1.凡人のロックンロール
2.DAWN ROCK
3.ウッ!!
4.カム
5.ジョニー・ボーイの話
6.カリフォルニアガール
7.革命のうた
8.DRUM & NOISE
9.LAKE SIDE
10.idiot
11.FREEZE
12.未来は今
13.HigH
14.echo
15.PHASE 807
16.見知らぬところ
17.壊れているよ
18.モダンラヴァーズボレロ
19.冷たいコード
20.DUMDUM PARTY
21.ONE STAR |
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report by nob and photo by saya38
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mag files :
やり取りのあるライヴ (02/12/20 @ Shinjuku Liquidroom) : review by nob, photo by saya38
この2つのバンドの組み合わせは最高! (02/08/29 @ Shibuya Quattro) : review by nob
迫力の都 (02/03/17 @ Shibuya Quattro) : review by nob
激しさに聞き入る (02/03/05 @ Yokohama FAD) : review by dak
photo report (02/02/25 @ Shinjuku Liquidroom) : photo by hanasan
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