The Music @ Kakasaka Blitz (10th Dec '02)
ウネル!トルネードライブ!-- Part1 --
会場は立錐の余地もないほどの人人人…開演ギリギリに到着したのが間違いだったと後悔。既にロッカーは満杯で仕方なく片手にコート片手にビールで観ることに。ほどなくして会場のBGMのボリュームが大きくなり照明が落とされるとウオオオオという大歓声。
登場したメンバーは去年高校を卒業したばかりと聞いていたけど、見りゃわかる…ってなぐらいオボコい。(失礼!)何しろ今年のフジではジャージの短パンという近所のヤンキーでも着ねーよ!なモノ凄いパンピールックで登場してくれたのだから。しかし演奏がはじまると雰囲気は一転。オボコな近所のボーズ達→魅力的なミュージシャンへと変貌をとげる。
一曲目からバンドもオーディエンスもハイテンション。ボーカルのロバートが髪振り乱し、これでもかっ!と親の仇の様にヘッドバンキング。加えて独特で不思議なダンスはフロントマンとしてのカリスマに十分だが若かりし頃のクリス・ロビンソンを思い出したりして。全員Tシャツの学祭バンドな雰囲気にグラムールなその音との落差がスゴイ…のだが、それもまた彼ららしい。 
|
エフェクトの効いた幻想的なボーカルに耳にからみつくギター、ネットリとうねるリズム…グラマラスでラリラリなロックンロールパーティー!を想像していた人は随分とそのギャップに驚いたのではないだろうか。実は私もその一人なんだけど、どこかに清涼感というか清廉さが見え隠れするTHE MUSICのステージに妙に納得もしたり。
キョーレツにロックンロールでサイキデリックなジェットセッターの彼らは、どことなく今までのロックスターを思い起こさせるレトロテイストも持ってる。だけどありがちな“病んだ”印象が全くナイ。飄々とMUSIC流サイケデリアの花を咲かせている…これが現代っ子、21世紀風ロックンロールバンドなのかしら?年齢は関係ないだろうけど、ステージ上で黙々と演奏しているあまりにボーヤなルックスの彼らを見ているとその若さ、青さみたいなものが彼ら独特の清潔感に繋がっているようにも見えちゃったりするのだ。だって、ベーシストの髪型!小学生だよう〜イタイケすぎるわ…バイダウェイ、彼らのイノセントさというのもすっごく伝わる。それだけに見ているこちらにも何か痛みのようなものも伝わる…何故だかわからないけど…。
|
|
|