buttonThe Suicide Machines / 10-Feet / Potshot
at Shibuya Quattro (18th Nov '02) -- Part3 -- The Suicide Machines

The Suicide Machines

 会場とオーディエンスがいい感じに出来上がって、ステージ後ろにTHE SUICIDE MACHINEの垂れ幕を付け替え、MC5のkick out the jamのSEがかかると共に、さっきとは違うざわめきの声をあげるオーディエンス。一瞬にして高くなるスタンディングスペースの密度。そんななか、いよいよ真打の登場。

 小さいクアトロのステージ。メンバーが登場してくるが、メンバー全員非常に体が大きい。一瞬にしてステージを埋めてしまう。その埋めてしまう迫力に、演奏前に圧倒される。そして演奏が始まる。その演奏が、いきなりハイスピード&ヘビィなパンクナンバー。もう会場の空気は一瞬にして最高速度のリズムに。まるで36度くらいのぬるま湯が一瞬にして沸点に達したかのように、おそろしい程の「熱」の変化。それも瞬速でした。POTSHOT、10-feetともども素晴らしい演奏をしてくれ、いい感じに場の温度が上がってるなぁとか思ってましたけど、その盛り上がりを一蹴し、あっさり超え、遠く突き放す。こういうのを「格」が違うって言うんだな、と思いました。

The Suicide Machines
The Suicide Machines
 演奏もただ早いだけじゃない。ドラムの体型がかなりごつく、その体型から思いっきりパワフルに叩いて生まれる最速のリズムが素晴らしく、その上にDanの煽り調のボーカルとカッティングのギター、ベースが乗っかり、さらにその上にJasonのボーカルが乗る。Jasonもとにかく狭いステージを思いっきり飛んだり動いたり、全身で重低超加速な音を支えに暴れまくる。客席最前のほうにステージ上から近づき、マイクをオーディエンスのうちの一人に向け、歌わせる。歌わせつつ、マイクを持たない手で他のオーディエンスを煽るようにリズムにあわせて突き上げる。オーディエンスはみんな「歌いながら」モッシュで大暴れする。クラウドサーフしてくるひとがいる。その人にまたJasonはマイクを差し出し、歌わせる。オーディエンス一人をステージに上げ、歌わせる。とにかく客との一体感が抜群であり、傍から見たら、ステージとオーディエンスフロアの境目が無かったです。そしてとても紳士的。オーディエンスに向けて歌う姿も、オーディエンスの目をしっかりと見ながら歌ってるのが印象的でした(本当に目が合ったというか、「ノれよ!」って感じで?,目で訴えられた!)。
 オーディエンスとTHE SUICIDE MACHINEがあっという間に「ひとつ」になる。みんながこの重低超加速を土台としてJasonと一緒に歌う。そして、そんなJasonも、言いたい事伝えたい事を歌うというより、このオーディエンスたちの「声」の複合体のパワーの象徴であるかのような、そしてそれをリードしてるかのような歌い方で、そのリードに続くオーディエンスたち。パワーの象徴ってのは、要は「熱」ですね。生きてく上で発生する「熱」。それは「情熱」とも言えるかもしれないです。

The Suicide Machines

report by taku photo by maki

The Suicide Machines
 ライブ終了後は、メンバーが物販エリアに現れて、ファンとお話したり、サインに応じてたり、とにかく気さくさと紳士さがあったTHE SUICIDE MACHINESでした。あの加速、重低音、そうは味わえないです。

無断転載を禁じます。The copyright of the text belongs to Taku Katayama and the same of the photos belongs
to Makiko "maki" Endo. They may not be reproduced in any form whatsoever.

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