「これまで僕らを見た事ない人のために、タクシーライドを始めた頃のアコースティックに戻るよ」
始まったのはアコギ1本と3人のコーラスだけの"HELPLESSLY HOPING"だ。思わず息を呑むほどのハーモニー。うわぁ、最前かぶりつきでこんな鳥肌モノ、いいのか? 手拍子を入れるのさえ憚られる美しさに呆然と聞き惚れていたら、ワトソン君が手拍子のジェスチャーで誘う。あ、そうかと我に返るともう1曲。"CAN YOU FEEL"はワイルド君が調子よくかき鳴らすアコギに乗ってさらに爽やかに走る。彼らに惚れた「肝」の2曲を目の前で聴けてもうすっかり夢心地だ。ああ、若い女の子ばかりじゃなくCSN&Y が好きなおじさん達にこそ聴かせたい!
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"EVERYWHERE YOU GO" からはみんな思いきり跳ねるところへメンバーもステージ前いっぱいに乗り出して黄色い歓声が炸裂。握手しまくり、触りまくりで大騒ぎだ。私も目の前のジェイソンとしっかり握手で舞い上がる。スクラッチとラップが今時な本編ラスト"CREEPIN' UP SLOWLY"が終わる頃には、興奮と熱気ですっかり汗だくに。
アンコールで再登場したジェイソンはタクシーライドTシャツに着替えていて「向こうで売ってるからね」としっかり宣伝(笑)。大ノリの"SAFFRON"で叫びまくり、どっしりとヘヴィなラスト"WAIT"まで1時間半ほどで終了。ガレージのごちゃごちゃ散らかったイメージと、インドの美しい城「マハール」を掛け合わせたのが『ガラージ・マハール』だと語っていた彼らだが、今夜聴いた様々な音はまさしくその証明だ。そして、この先どんなにかけ離れた音や今時エッセンスが散りばめられようとも、その根源である透明な美しさは崩れやしない。そう確かめられたのが何よりもうれしい一夜だった。
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