 
そして午後8時すぎ、いよいよ御大登場。コンニチワ!の第一声に沸き起こる大歓声。気がつくと前方は外人連中の勢いがすごい。オープニング"SUPERSONIC"からいきなり大合唱だ。アイアイアイアイ、アイアイア〜! もちろん私ものっけから拳振り上げ叫びまくる。「ほら、ミスター・ブレットもオオサカへ帰ってきたよ」と挨拶の後は"STRANGER THAN FICTION"。そう、バッド・レリジョンの道のりは、まさしくこのタイトル通りだ。そして、その分生み出して来た名曲も数知れない。"21ST CENTURY DIGITAL BOY"も、今年の"SORROW"も。違和感なく大合唱が起き、同じ3分に満たない高速パンクでジャカジャン!と終わっても、この重量感も、思わず拳を上げて叫びたくなるメロディも、やっぱり今時のネアカもんとは一味も二味も違うなあとしみじみ実感。次世代のパンク第一人者とされる彼らだが、やはりオリジナル・パンクの闘いの姿勢が1本貫かれている感じがする。
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今時パンクの代名詞オフスプリングを一躍有名にしたのを始め、ランシド、NOFXなど正にパンクの宝庫とも言うべきエピタフ・レーベルは、元々このバッド・レリジョンのギタリスト、ブレット・ガーヴィッツが設立したもの。本家バッド・レリジョンは、ブレットの脱退やレーベル移籍など、その後紆余曲折を経たものの、今年1月に出た最新アルバムでエピタフに復帰。そして通常はツアーに参加しないと言われてきたブレット社長もバッド・レリジョンのメンバーとしては初めての来日を果たす。これはもう参戦するしかあるまい。
というわけでパパローチ、オアシスの来日連チャン疲れにもメゲずにマザー・ホールへ。
午後7時すぎ、まずは同じエピタフ・レーベルの師弟バンド、バウンシング・ソウルズだ。
HERE WE GO!と陽気に歌いながら登場した後は、まさしくその名通り、ポンポン弾けるパンクの連打。こりゃ本編までもたないわと後方の柵に避難していた私だが、突然ビリー・アイドルのカバー"WHITE WEDDING" が始まった時には一人で大ウケしてしまった。
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