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昨年デビュー以来、シングル"Wherever You Will Go"がビルボード・チャート10位以内に長らく定着。今、アメリカン・モダン・ロック界で注目されている期待の新人、The Calling。彼らの日本初お目見え、ショーケース・ライブに潜入。今回は残念ながら、ギターのアーロンが親族の不幸とのことで、急遽来日中止となってしまったけれど、残りのメンバー4人でアーロンの分もカバー。そのプレイのクオリティの高さと、心に染み入る曲の数々で、なるほど、全米で売れているのも納得。 ショーケース・ライブという事で、それほど会場は人が多くないかと思いきや、リキッドのフロアはビッシリ人で埋め尽くされていた。ライブが始まる前に、アーロンの来日がキャンセルになったアナウンスがあると、後ろにいた女の子が「えー、だったら来ても意味ないじゃん」と悔しがっていた。それもそのはず。このバンド、どうやらヴォーカルのアレックスとギターのアーロンの2人がメインのポジションにいるようで、その2人の人気は凄まじいものらしい。確かに、アレックスは可愛かった(ラルクのハイド似という意見もあり)。大きな目とサラサラで透き通るほどキレイな金髪、端正な顔立ち。女の子のハートを鷲づかみ!ってかんじかな。私も間近で見た時は、恥も外聞もなく目がキラキラして、舞い上がっちゃったけど。 定刻通りにライブがスタート。ここでも、オイオイ・コールが起こったりして、ダイブもあったりして、なんて絶対あり得ないようなことを想像してクスッと笑ってみた。もちろん、ないけど。最近どのライブでも、必ずといっていいほどオイオイ・コールとダイブがあるもんだから、ついつい。そんな激しい興奮ぶりはないけれど、女の子たちの狂気の黄色い喚声、それに混じって太い男の子の喚声も。スバラシイ。美形の男性バンドが、男の子からも人気があるっていうのは、なんだか嬉しいものだったりする。 去年発売になった、デビュー・アルバム『CAMINO PALMERO』の"Final Answer"からスタート。哀愁漂う"Unstoppable"や"Things Don't Always 〜"、そして"Thank You"は、正に彼らの強みであるメロディの良さが一際目立つ曲。それは生で聴いても美しいもの。「アーロンがいないから、彼の分まで今日はギターを弾かないといけないんだよ」とアレックス。要のギターリスト不在でも、その穴を補いながらライブは続く。そして、大ヒットの"Wherever You Will Go"になると、場内歓喜で熱くなる。アンコール2曲を含め、全11曲とライブ自体は短いものだったけれど、充分満喫。 アレックスの歌声は特徴がある。カワイイ顔に似合わず、太く低い声。そして、情緒たっぷりに歌い上げる。その歌唱力に説得力がある。バンド自体、新人とは思えない自信と実力を兼ね備え、期待の新人と言われるのもわかる気がする。すでに100以上の曲のストックがあるらしく、まだまだ暖めている名曲があるに違いない。 シングル"Wherever You Will Go"は、9月11日以前にすでにラジオでパワー・プレイされていたものだけれど、あの惨事以来、それと結びつくということ、人々の琴線に触れてこの曲がより一層注目を集めた。そして、未だにチャートの上位に止まっている。何でもかんでも、あの日に結びつければ売れるというわけではないはず。何よりも、彼らの曲から溢れ出す哀愁とメロディが人々を動かしているんだと思う。ただの、哀傷歌ではなく。日本とアメリカでは、売れる基準や人気のバロメーターに違いがあるかもしれない。でも、彼らの曲は多くの人にしっくりくるものだと思う。日本では、少々アイドル的な感覚で人気があるようだけれど、それでも少しでも多くの人が彼らの曲に触れることができるのであれば、それも良し。彼らの詳しい情報は、写真もインフォメーションもバイオも充実のオフィシャル・サイト、http://www.thecallingband.com/をご覧あれ。 実にまったりと、ゆっくりとしたライブではあったけれど、ホーっとため息の出るようなステージ。「期待の新人」という言葉はすでに使い古されてしまっているだろうし、彼ら自身新人なのか?といったかんじではあるけれど、ぜひとも注目したいモダン・ロックの新星、The Calling。日本でもラジオでガンガンに流れているし、これからますます注目を集めるに違いない、と太鼓判を押したくなる。
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FINAL ANSWER
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JUST THAT GOOD
report by ali. 無断転載を禁じます。The copyright of the text belongs to Ali Maeda. They may not be reproduced in any form whatsoever. To The Top. |