MO'SOME TONEBENDER
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成長っぷりに驚き
私がJIMMY EAT WORLD(以下JEW)と出会ったのは、まだ20世紀だった3年前の事。今よりも全然アーティストに疎くて、海外のバンドなんて王道しか知らない時、雑誌とかによくある、アーティスト自身が「おすすめ&注目してるバンド(CD)」っていう特集で、その頃好きだったアーティストがJEWがいいって言ってて、買ってみようっていうのがきっかけ。ジミーが世界を食べちゃうっておちゃめなバンド名って最初に感じた気がする。でもその頃はなかなかCD屋に置かれてなくて、やっとの思いで探し出したのに、結局5回ぐらいしか聴かなかったっけ。その頃の私には良さが分からなかったんだ。それから3年後にたまたま見つけて聴いてみたら前とは違った感じ方をして... だから今回観てみたいと思ったんだけど、こんなにお客さんがいるなんて。しかも聞いた話によると、なんか最近結構注目されてるらしい。 ゲストはMO'SOMETONBENDER。ボーカルは叫ぶ・叫ぶ。頭振る振る。激しい曲の割にはダイブとかないんだけど、みんなも頭振ってる振ってる。ちゃんと叫びは伝わってるみたい。ムキムキマンのワイルドなベースの人が優しい声で最初はハモってたんだけど、途中からキレたように叫びだした。本性出したな〜って感じでひそかに嬉しかった。 セットチェンジ後、JEW登場。1曲目"BLEED AM"。私は知らない曲で初めて聴いた時、変わったんだなぁって感じた。これが今のJEWなのか〜って。音も激しくなって力強くなってた。こんな風に成長したんだ。でも8曲目の"TABLE FOR GLASSES"が始まった時、あっこれこれ、私のイメージは。いい所は変わってなかった。なんだか日本のバンドのくるりを思い出す。 JEWの曲は、ロックバンドなんだけど、メロディがとても綺麗で、ボーカルJIMの歌い方が落ち着いてて、一曲一曲丁寧に歌うから気持ち入ってて聴きごたえあり。それが心地良くて気づいたらボーっと聴き入っていた。"ROCKSTAR"って曲はたくさんあるけどやっぱり彼ららしい曲調。 何がびっくりしたってラストの曲で観客がダイブしてたこと。曲で狂って感電状態みたいになってた人がいたこと。JEWってダイブされるようなバンドになってたなんて。メンバーの髪の毛が揺れるたびに汗が飛び散る。いいものを見せようとしているのが伝わる。だから観客もいい顔してるんだよね。ステージから観客席見たら感動するね。きっと。一度味わってみたい。 --SET LIST--
BLEED AM --ENCORE--
MIDDLE
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