ALec Empire at 新宿タワーレコード(2002年1月31日)
DJ at 新宿タワーレコード

 Alec Empireのソロライブの前にウォーミングアップ!

 ということでタワレコのインストアイベントへ行って参りました。 会場はなんとJ-POP売り場のDJブースにて。客が暴れたらどうするのでせうか??まーとりあえず、ナマアレックが見れるのでミーハー魂ルンルンでカメラ片手に仕事さぼって会場へ。イベント1時間前で既にDJブース前は人でいっぱい!しかも女の子多い!!

 私の今日の目的は

「果たして今日もAlecのワキはツルツルなのか?」

「やっぱりいつでも黒ずくめなのか?」

「彼のDJプレイってどんなの?」

 を確かめるためである。

 イベント前、スタッフから「モッシュ、ダイブ等の行為は行わないで下さい」と注意のアナウンスが流れる。どっと笑いがあふれたが、果たしてどうなることやら。

 19:00,Alec Empireが姿をあらわす。沸き起こる拍手と歓声.....でもチト大人しめ。黒い革ジャンをバサッと脱ぎ捨てあらわれる黒タンクトップ姿。(*検証2確認)あらわれる白腕があなまぶしや。Alecが両手をあげ早速2台のターンテーブルにレコードを置く。大音量のノイズに、現代音楽のような響きが混ざる。ここで、こんなノイズの大音量、いいのでしょうか??などと心配するヤツは皆無。皆どっと前に詰め寄る。私は彼のDJはじめてなのだが凄かった。何って、その決め!のポーズのひとつひとつが決まり過ぎなのである。ツマミをグイッとしてはクネッ!スクラッチをズキズキしてはクネッ!スイッチをオーンしてはクネッ!いちいちポージングが決まっているの!

 しかも、アチコチでフラッシュがたかれているのを意識してか、宙を凝視しながらポーズをフリーズ!クネッ!キメッ!かっこいいいいいいい〜〜!!!!そしてポージングもさることながら、彼のスクラッチ・テクがこれまた凄かった。途中でレコードを投げ捨て、何ものっていないターンテーブルに針を落としてスクラッチしはじめたのである。針を通して聞こえるノイズは時としてバスドラのような重たいリズムであり、雨音のように細いノイズであったりと変幻次才に姿を変えスピーカーから溢れ出る。リズムをつくるためにターンテーブルを拳で叩いたり、なんとお尻でターンテーブルごとドン!と押したり。めちゃくちゃチャーミングでかっこいいDJを御披露。そしてキメ!のポーズ。ああ、この世にこんなカッコイイDJがかつていたでしょうか?(*検証3確認)

 アグレッシブな自身のナンバーでは拳を振り上げ(*検証1確認。やっぱりツルツル。)客を煽り、時にアンビエントな美しい音色を織りまぜる、と見事な静と動のバランスを見せつける秀逸のDJが終了。

 45分程のイベント終え、特にMCなどもなく、Alecサクッと退場。お客はさすがに暴れはしなかったけど、煌々と照らされる蛍光の下で欲求不満がたまっ ていたに違いない。

 明日のライブが楽しみ!思いっきり弾けようーデストロォオオオオオオオオオオオオオオオオオィイイイイイ!!!

report by mimi.


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