OCEAN COLOUR SCENE at Shinjuku Liquid Room(28th January '02)
 

OCEAN COLOUR SCENE OCEAN COLOUR SCENE OCEAN COLOUR SCENE OCEAN COLOUR SCENE OCEAN COLOUR SCENE OCEAN COLOUR SCENE

 

ソウルフルでピースフル

 

 

 彼らはまんべんの笑顔で登場した。ここにいる人たちとSmashにすごく感謝している、とも言っていた。本当に日本でプレイできることを嬉しそうに。彼らはマンチェ出身だっけ? さだかではないが、その酒好きとサッカー好きをステージ上でアピールしまくるところからはイギリス北部のにおいがした。ベースの彼はサッカー好きを物語るような、そしてまた日本好きを物語るように日本代表のサッカーユニフォームを着て登場。背番号10番って誰だっけ? そんな考え事をしながらライヴは始まった。

 1曲目は"100 MILE HIGH CITY"。いきなりのヒット曲に客も喜び、手を叩く。跳ねる。横に揺れる。歌う。2曲目以降もどれも耳にしたことのあるグルーヴィーな王道 ロック。初めてOCSを見た時の印象もそうだった。それは2年前のFuji Rockで。自分の中では、OCSはあまり知らない、という感じだったのだが、演奏する曲どれも知っている曲。鼻歌でなら歌えるぞ、ぐらいの勢いで自分の中にしみこんでいたのにびっくりした。ヒット曲多いんだな、と再認識したが、それ以上に、自分の無意識の間に彼らの音楽が自分の中にしみこんでいた、という事実に正直驚いた。

 ベースの彼は1曲1曲終わるごとにお辞儀をする。実に礼儀正しい奴だ。演奏中も客ひとりひとりの顔を見つめて笑顔をつくる。まるでNHKの歌のお兄さんみたいな顔をする。イギリス人には本当にめずらしいほど愛想がいい。日本人でも今どきいない。曲の合間にはManiのごとくにマイクを奪い、覚えたての日本語を披露する。ステージ上でのメンバーは常にリラックスムード。みんな笑顔が絶えないし、ジョークも飛び出す。

 そして彼らは"平和の歌"を演奏しはじめた。その歌詞が自分の中に刻まれてゆく。そして鳥肌がたちそうになる。客を見るとみんな大きな口を開けてその言葉を叫んでいる。"We don't want to fight, no more"。ヴォーカルのSimonは間奏中、マイクを通さず、客に向かって何かを叫んでいた。それは何だか聞き取れなかったが、彼の言おうとしていたことは何となく理解できた気がした。たぶん、あの場にいた人はみんなその空気を感じ取れていただろう。英語の歌詞がわかんなくったって、その言葉が聞き取れなくったって。そしてみんなが望んでいることは同じだっただろう。

 会場は手拍子がおさまることがなかった。Simonがひたすら客に指示するのは、それはフラメンコ? 細かく刻まれた手拍子が客の中から生まれる。その手拍子の音に負けないぐらいの大合唱も聞こえる。

 "Get Away"だったかな? アンコール前に演奏した曲。これはすごかった。ソウルともロックともつかない音を生み出すグルーヴ感。ローリングストーンズがかつて生み出したものと一緒だ。なんてダイナミックなサウンドなんだろう。Simonだってミックを思い起こさせた。ある曲の時はジョンレノンを連想させたし…ルックスはまるっきりポールウェラーだったけど。

 ソウルフルでピースフルな空気が会場を最後まで暖めていた。そして私も暖められていた。心の奥まで。

---setlist---

100mile high sicty
circle
up on the downside
in my field
Profit in peace
travellers
mechanical wonder
foxy folk face
step by step
somthing for me
besides yourself
july
better day
biggest thing
get blown away
one for the road
day we caught the train
get away
robin hood
stay alive
crazy low down ways
riverboat

report by eri and photo by hanasan


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to Koichi Hanafusa. They may not be reproduced in any form whatsoever.
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