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前座が2バンドというのは、ちょっときつかったかもしれない。バンドワゴンとpopcatcher。ただ、popcatcherは非常にクオリティーの高いライブだったのに、実は今日のライブで解散との事。彼らの曲は、誠実さと清潔感漂うもので、とても親しみやすい音楽だった。何かいいんじゃない?と、邦楽にあまり馴染みのない私でも、引き込まれるものがあったのに。惜しいな。そんな彼らのSTARMARKETとの出会いは6年前らしく、多大な影響を受けたらしい。そのMCを聞いて未知なるSTARMARKETというバンドに対する私の期待は大きく膨らんだ。きっといいに違いない。どうか期待を裏切らないで! 20:45。ようやくSTARMARKETがステージに現れる。スウェーデンの人気ローカル・パンク・バンドだったらしいけど、パンクのイメージとは程遠い色の白さ(これは関係ないけど)と、好青年的容姿。パンク・バンドからロック・バンドへと変貌?を遂げた彼ら。パンク時代の曲を聴いたことはないけれど、どちらかというとロックの方がしっくりくる。 セットリストの19曲目を見て、こんなに演るのかと呆然。知らないアーティストを見る時は、多少なりとも不安がある。しかも音を一度も聴いたことがなければ、より一層。だけど、初っ端から"carry on"、「古い曲だけど知ってる人いるかな」と、"forgotten trail"、"here it comes"などのご機嫌なモダン・ロックで駆け抜けて、"ten seconds"になると、イントロで観客から喚声があがり、"losing track"、"hate U still"と続けて多いに盛り上がる。うわっ、10曲目まであっという間。すごくノリのいい曲の連続で、特に派手に動き回るパフォーマンスやアクションはないけれど、思わず弾みたくなるような調子のいいリズムが続く。 11曲目でやっとミディアム・テンポの"cosy and warm"に。「日本に来ることができて本当によかった、嬉しいよ」と、結成7年目にしてようやく日本に来ることができた喜びを語る北欧なまりの英語が、なんとも愛らしい。そして「fast one」と言って始まった曲は"fool"。この人たちの曲は、テンポが早かろうが遅かろうが、とにかくメロディにインパクトがある。そう、「泣きのメロディ」ってやつで。これは、北欧ならではの音楽の特徴なんだろうけど、メタルだろうがパンクだろうがロックだろうが、とにかく旋律がものすごく壮大で美しい。彼らのライブも1曲目から、ずっと耳が釘付け。彼らがステージから去ると、あれ?もう終わっちゃったの?なんて具合に、あっという間に時は過ぎた。 アンコールの呼び声はほとんどなかったけれど、あっさりと彼らはステージに再度姿を現した。アンコールで歌った"Amber"、これ最高。感動した!初っ端から彼らのメロディに打たれっぱなしの私だったけど、本当にこの曲は「泣きのメロディ」にモロい私の琴線にズシズシ響く。どうやら日本人はマイナー調のメロディや泣きのメロディに弱いらしい。というわけで、彼らが本国よりも日本での注目度が高いのも頷ける。 冒頭の私の期待は裏切られることなかった。矛盾してるけど、裏切られた感がなかったわけではない。自分のフィーリングに合うかどうかは聴いてみないとわからない。もしかしたら、ピンとくるものが一切ないまま終わるかも、なんていうちょっとした不信感を彼らの音楽はあっさり一蹴して、1曲目ですでに私を虜にしてしまったんだから。いやー、北欧の壮大な泣きのメロディ、参りましたっ! --- set list---
1.COUNT WITH FRACTIONS ---encore---
17.MEXICO SUMMER report by ali. 無断転載を禁じます。The copyright of the text belongs to Ali Maeda. They may not be reproduced in any form whatsoever. To The Top. |