Smashing Mag/KEMURI at ZEPP東京（2002年1月11日）

KEMURI @ ZEPP東京 (11th Jan. '02)

HAPPYな一年になりそう
	ゆりかもめに揺られ、左手に東京タワー、右手にはレインボーブリッジ、310円払っても惜しくないほど美しい風景。ZEPP TOKYO気に入った。最初は遠くていやだなぁって思ってたけど、なんて素敵な所にあるんだろう。この時点でご機嫌な私。ZEPP初入場。中に入ると、ゲストである、STAB 4 REASON AND THE STYLESが心地良いレゲエを演奏中で、すでに会場内は熱気がすごかった。　私は今日のライブを楽しみにしていたんだ。約3ヶ月前の朝霧Jam以来だったし、東京のライブハウスで観るKEMURIは初めてだったから。ハードロックなBGMが止むと、ミラーボールが回り始め、これからプロレスが始まるんじゃないかのような盛り上がり。メンバーが出てきた瞬間、みんなの頭の中が??　になったはず。あれ、一人見慣れない人が...　ってフミオさんじゃん！かなりびっくり。イメチェン??　本人曰く、ちょっとズラをはずしただけらしい。私が言うのも何だがかわいい。　emotivationのツアーなので、ROCKIN'から始まり、アルバム中心のライブであったが、ATO－ICHINENやKIRISAME、OHICHYOはいつやっても一段と盛り上がる。中盤にHOSHIZORA TO HEISHIではしっとりと聴かせてくれた。なんだか今日のライブは力強くて、新鮮に見える。　2002年、一発目のライブとあって、メンバーも観客もみんなパワフルでハジケている。男も女も関係なく誰かしらダイブしてて、ダイブしたい人には力を貸し、誰かが倒れればみんなで助け、輪を組んで踊っている人もいるし、端から端にいる人までみんな楽しさで狂ってて、２階で観ている私は飛び込んじゃいたかった。でも、上から観るのもおもしろくて、メンバーが手を挙げたり飛んだりすると、みんな同じようにする。ひとつの曲で、ここにいる何百人もの人がひとつになる一体感がすごい。ほんとにみんないい顔してて、今は冬だけどここは常夏の楽園みたい。　初めて私がおととしのフジロックの前夜祭でKEMURIを観た時、こんなにお客さんがパワフルとは知らず、調子に乗って一番前で観てたんだけど、途中案の定、上から人が降ってくる降ってくる。私の顔はいつの間にかみんなの足を置く踏み台となり、顔はボコボコ。それでも楽しくて笑いが止まらないんだ。怒りなんて出てこないもん。私がスカロックを好きになったのはKEMURIのおかげだ。　あっという間にラストの曲、PRAYERになり、みんな手を挙げピースサイン。そうなんだよ。Peaceじゃないとさ、いい音楽も聴けないし、こんなに楽しい事もできないよ。世の中Peaceであって欲しい。フミオさんが、「今まで5年かけてやってきたものを、また5年かけてやっていきたい」って言ってて、私もこれからもKEMURIの音楽聴いていきたいし、5年間かけて得たものを見たいし、ここにいるみんなも感じているじゃないかな。　KEMURIはCDもいいけど、やっぱりライブだよ。ライブ観る度にますます好きになるもん。出会えてよかった。初詣も行ってないけど、今日KEMURIのライブ観たら元気でたし、HAPPYな一年になりそうな気がした。 ---setlist--- 01.Rockin' 02.Workin' Dayz 03.Confession 04.Egoistic and Weak 05.The Rhythm 06.Minimum Wage 07.Knockin' On The Door 08.Deepest River 09.One Day 10.Try to Be Yourself 11.Ohichyo 12.Hoshizora to Heishi/Gleam Of Dawn 13.Without a Word To Share 14.In The Perfect Silence 15.Bonfire 16.Five O'clock at Night 17.Kirisame 18.Mangetsu No Yoru Ni Hana 19.Scream For My Dream 20.Along The longest Way ---endore--- 01.New Generation 02.PMA 03.Smoke ---encore2--- 01.Ato-Ichinen 02.Prayer